Turedure Lilax Diary

「徒然」―何もする事が無くて、どう時間を過ごしたらよいのかと思うこと、様子。(三省堂 新明解国語辞典)

言葉の温度

2018-01-25 19:48:00 | 日記
言葉の持つ”温度”について考えることがこのところよくある。
前回の記事で触れた三宅伸治。彼の書く曲、歌詞はとても温かみがある。
ちょうど今くらいの季節の、朝方のお布団くらいの気持ちよい温(ぬく)さ。

先週の日曜日は新宿・東京オペラシティで開催中の「谷川俊太郎展」に行ってきました。


最初のインスタレーションといい、自己紹介といい、とても見応え、読み応えのある展示でした。
高校の図書館で「マザーグースのうた」を読んだときは衝撃でした。
谷川さんの書く詩は日常的な言葉が多く、どちらかというと一定した平熱という印象を受ける。
そして意味の曖昧な外来語が少ない。今回の展示を観て気がついたけど、水戸ちゃんの歌詞と相通じるところがある。

観覧後その足で初台から渋谷まで歩き、クラブクアトロへ。
いよいよスタートしたコレクターズ12ヶ月連続のクアトロマンスリーLive。
加藤君の書く歌詞は熱い、さながらライブハウスの照明の熱さ。
たまに口が回らなくなるのはご愛敬(笑
2月はどのくらいメニューを替えてくるんだろう。
膨大な曲数だ。加藤くんがんばって。

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No.60 SongWriter

2018-01-20 11:50:00 | Listen!!!
三宅伸治デビュー30周年を祝って製作されたトリビュートアルバム「SongWriter」を最近ずっと聴いている。
30曲入り、総勢77名が参加している。超豪華メンバーΣ(・ω・ノ)ノ!。
しかしこのアルバムの凄いのは、誰が参加してるか、何を演奏してるのかということをすっ飛ばして
楽曲の良さが際立っているところだと思っている。
ワタシはMOJO CLUBの頃のファンで、ソロになってからはあまり聴いていなかったけど
ロック、ブルースから温みのあるバラードまでどれをとっても良作。

宝物になりました。



(2017年 アルバム「SongWriter」)
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沈黙の町で

2018-01-12 20:38:00 | 本棚
「沈黙の町で」奥田英朗(朝日文庫)

ある地方都市の中学校内で生徒の遺体が見つかったところから物語は始まる。
いじめの痕跡も見受けられる。
事故なのか、自殺なのか。
対応に追われ、次第に分裂する学校。
事件の真相を捜査する警察と若手検事。
中立を保とうとする新聞記者。
悲嘆にくれる遺族。
容疑をかけられた子供たちを守りたい一心の母親たち。
様々な人の視点から事件を切り取っていく。

大人の目からは何もわからない。

後半、容疑をかけられた少年の一人と、女子生徒の視点で
時間を遡ったところから物語が加速する。
事件が題材になってはいるけど、決してミステリーではなく
結末としたらああやっぱりそうか、というところなのですが
今作の主題になっているのは中学生の未完成さなのだと思う。
未熟さゆえに大人たちの言うことを疑いもなく聞いてしまい
流されたり、口をつぐんでしまったり
自分の気持ちをうまく伝えることができなかったりしている。

生活格差の壁、14歳という年齢の壁の使い方(?)が実に見事。

また違う一面を見せた奥田英朗、やっぱり好きだわ。

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トランジスタ・ラジオ

2018-01-06 12:10:00 | 日記
有楽町インフォス・ロックの殿堂ジャパンミュージアムの特別展「忌野清志郎」展に行ってきました。
清志郎のギター・機材、衣装、自転車、そして絵画。絵がどれをとっても凄い。


特に好きなのがこの2つ。


この自転車が(違うかもしれないけど)奥の細道ロードツアーでうちの実家の裏走ったかと思うと感慨深い。

 2009/5/3の記事

前日に、年末に放送されたroots66出演のTheCoversを見ていた。
演奏したカバー曲の1曲が「トランジスタ・ラジオ」
ワタシがこの曲に出会ったのは中1。パワープッシュだったのか、ラジオからよく流れていた。
大人の階段を上り始めた時期。というよりも、まだ全然子供なのに大人扱いされて戸惑っている時期。何になるかもわからない、何物でもない。
roots66のメンバーもそうですが、そんな中学生の時期にRCを通過したのはとても大きな出来事だったと思う。
好む好まざるにかかわらず、根っこにRCが必ず引っかかっている。

少なくともワタシの周りの音楽好きの方には
RCや清志郎が嫌いだという人は1人も居やしません。

こんな人、そうそういるもんじゃない。
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年頭のご挨拶2018

2018-01-01 00:05:00 | フォトアルバム

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