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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

高浜プルサーマルってどうなん?

2010-11-09 | 身近な出来事
この12月初めにも、高浜原発の原子炉にMOX燃料を装荷しようとしています。

このMOX燃料というのは、今までのウラン燃料と異なり、プルトニウムも入っている燃料のことです。今までのウラン燃料は使い終わったら、処分方法は青森へ持って行き再処理工場で再処理される・・・という持って行き場がありました。

しかし、このプルトニウム入りの燃料が使い終わったもの(使用済みMOX燃料と呼ばれます)は、もって行き場も決まっていない、そしてどう処理するのかも決まっていない状態です。

そんな状態なのにMOX燃料を使う計画を進めること自体、通常の感覚では考えられないことですので信じられませんが、事実です。

今までの原発からさらに新たなことを今から始めるのです。
なんとしても、その新たなおかしなことを止めたい気持ちでいっぱいです。

*プルトニウム入りのMOX燃料を使って原発で発電することをプルサーマルといいます。そのプルサーマルは、エネルギー資源を「リサイクル」するんだという核燃料サイクル計画の一翼を担うものです。他の再処理工場や「もんじゅ」が行き詰まっている状態で「リサイクル」とは言えない現状なのに推し進められています。

先日、高浜原発のある若狭の高浜町へ行きました。
すると高浜町の住民ですら、その使用済みMOX燃料の持って行き場がまだ決まってないことを知らされていないことを知りました。

「青森へ運ぶと思っていた」
「処分の検討はこの先10年…話が逆」
「行き先が決まってからやればいいのでは」
「ここがゴミ箱になるということか」
という住民の声があります。

何とか関西のみんなに知らせたい、みんなで考えたい、と思っています。(ほいみィ)

高浜町の住民には
「不安だけど息子や夫が原電に行ってるから表に出せない」
「国が進めているから町に何か言っても変わるのだろうか」
という声もあります。

エネルギー問題は、電源供給地の現地だけではなく、電気消費地の現地の問題でもあります。
そこで、緊急要望書を関西の主婦やグリーン・アクションと美浜の会で検討して作成。MOX燃料装荷前に福井県と高浜町へ持っていくことにしました。

MOX燃料の装荷をSTOPしたい気持ちを持つみんなの声をたくさん集めて、町と県に伝えるためです。
それぞれが「ミツバチの羽音」となって、このおかしなことに歯止めをかけたいと思います。(「ミツバチの羽音」には「口コミ」の意味があるそうです)

次のブログに緊急要望書の呼びかけを転載したいと思います。


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