以下、大阪市「市政改革プラン」素案へのパブリックコメントを出しました。
○一歳児保育特別対策費について
この交付金を廃止することは、現在の問題であるつめこみ保育問題を助長することにつながると思います。
待機児童ゼロ作戦開始で基準ギリギリまで詰め込み保育を促した2001年から認可保育所での死亡事故が増加しています。とても皮肉です。そんな不幸を繰り返したくないです。
子どもに目が届く保育所の実現が第一に必要だと思います。これには広さと保育士の数が必要です。これは社会福祉の分野であって企業の利潤追求と逆行すると思います。こどもたちが笑う大阪にするには、温かい社会福祉があって共生しながらお互いに協力しあって発展していくことを学ぶことからだと思います。それがグローバル社会でも生き残っていけるカギだと思います。
子どもの命を大切にするところから私たちの将来・大阪の将来・日本の将来の希望をつくっていけると思います。この一歳児保育特別対策費を廃止するなら、その前に詰め込み保育問題と、ベテラン保育士さんが育つような社会政策をしてください。まず子どもを大切にしてください。
○学校給食協力交付金の見直し、委託事業化について
学校給食は、子どもの身体をつくる要です。
栄養面や食材で安心できるものであることが第一です。
その中で、市場原理でうまくやっていけるとは思えません。
将来の大阪を担っていくであろう子どもたちには、いいものを食べさせてあげたいです。
例えば、無農薬・無肥料の食材や放射能ゼロの食材など。
しかしそうなると、費用は親に転嫁してくるのですよね。
給食費の値上げ、親は苦しいです。
子育てだけでもしんどいのに、さらに費用もかさむと余計にしんどいです。
子どもは社会の宝ではないでしょうか?
子どもは社会で育てるものではないでしょうか?
親はその責務を過剰に負っていると思います。
私はもはや、子どもを生みたいとは思いません。
公費でいいものを提供できるようなしくみをつくってほしいです。そうなれば、子育てする勇気が出てくるかもしれません。
給食の委託事業化は慎重にお願いします。
○国民健康保険事業会計繰出金
・所得200万円の世帯の負担が増える
・出産一時金の第2子と第3子の引き下げ
について、現行通りでお願いします。
(無理なら国へ求めてください)
◆所得200万円以下の収入は、ワーキングプアと呼ばれ、
頑張って働いているのに貧しいという現代の矛盾の象徴だと思います。
その働いているのに苦しい生活を強いられている社会の中での保険料の引き上げの理由が他市と比較して今まで恵まれていたからというものでは、あまりにも非情だと思います。
大阪市がやってきた、頑張っている人を守る政策は、他の自治体にも広がっていくべきものだと思います。
財政が苦しいから引き上げるというものではなく、財政が苦しいけどそこは守る、その分を補填する政策を工夫するというものが政治家ではないかと思います。
○出産一時金の引き下げについて
少子化対策の先進的な取り組みをないものにするもので、もったいないと思います。一律42万ではなく、せめて現行通りにしてください。
出産して子育てしやすい大阪市だと思ってそこに世帯を構える新婚さんもいます。
大阪市は、92%が所得200万円以下だとオープン議論で言われていました。貧困の市です。それが特色でもあります。その中で、どう子どもが笑う大阪市にするのか、手腕の見せ所ではないでしょうか。子どもを守る・子育てしやすい社会の実現を要望します。
○保育料を非課税世帯から徴収する
ただでさえ、貧しい生活費の中から、何の罪もない子どもにさらにお金がかかるようになるのは、大阪市に希望が見えなくなります。子育ては、社会でするものです。保育料は社会が面倒をみるものだと思います。
言葉は悪いですが、子どもへの投資は無条件にすべきだと思います。社会の将来のためです。
保育料を非課税世帯から徴収しないでほしいです。
○学校給食の食材配送費を市負担から保護者負担
給食費の未納が社会問題になっています。
その理由は様々ありますが、
・モンスターペアレンツ・・・払うお金は持っているのに義務教育の中で給食費も無償で当然というあつかましいもの
・貧しくて給食費用を払うお金がない
・親にお金の管理能力がなく、本当に必要なところへ(子どもへの養育や教育など)お金を支払わない
・・・・・ などなどあると思います。
財政がしんどいから、という理由で給食費を払わない家庭の子どもがどんな目で見られるのか?子どもに罪はありません。
心無い親であれば、給食費の値上げで子どもへの八つ当たりにもつながるかもしれません。
食材配送費を保護者負担にしないでほしいと思います。
【最後に】
どうか、子どもたちを守るために、それが将来の大阪をつくる希望につながるために、これら先進的な大阪市の政策を後退させないでさらに前進してほしいです。
これらのプランを実行すると、子どもたちにさらにしわ寄せがいってしまいかねません。
よろしくお願いします。
(ほいみィ)
・「事業効果が広域に及んでおり、基礎自治体として単独で実施すべき事業ではない」ということについて、事業効果が広域に及んでいるからといって、基礎自治体として単独で実施すべき事業ではないとする根拠はいったい何なのか?
・「比較4市に類似施設はない」と言うならば、この事業は大阪市独自の事業であり、地域の特色であると思われる。
・この二点から見直しをおこなうとしているが、こんな難癖をつけてまで廃止したいものなのか。キッズプラザが今まで、どれだけの子ども達にこの世界の楽しさやおもしろさを伝えてきたか、わかっていてのこの見直しなのか。
・平日でも小学生の遠足として多く利用されているし、親子連れも大勢利用するとのに、なぜ廃止の方向へ行くのか。理解に苦しむ。
・市長は未来への投資をするとしておきながら、なぜこのような施設を手放すのか。どうせ自分の思い通りになるような子どもを多く育てあげたいだけなのであろう。そのためにはこのような施設は必要ないとのお考えでしょうな。
・この施設を大阪市が手放すとなれば、それは大阪市民としても、利用者としても、悲しいことである。この大阪市がとてつもなく面白くなくなり、つまらなくなる。統廃合だけが未来なのか。民営化だけが解決なのか。行政が施設を運営するということを、なぜ誇りにしてくれないのか。だから行政に絶望するのだ。
・民意、民意と言っているが、何が民意か。選挙の投票だけが民意ではない。表面化しやすい民意を多く獲得したおつもりだろうが、それだけで大阪市民全員の支持を得たかのようにするのはお門違いというもの。今の声をちゃんと聴け。