6日、玄海原発2、3号炉の再稼働直前に、菅首相が“ストレステストを含めた新たな基準やルールの作成を行い、その新ルール策定まで、再稼働の判断を留保する”との姿勢を示しました。
当然のこと、玄海町町長も佐賀県知事も再稼働承認を事実上撤回しました。
これは浜岡全停止時「浜岡以外の原発の安全性は確保されている」として、玄海再稼働を強行しようとしていた姿勢からの大きな転換です。
九電説明会でのヤラセメール発覚など、事態は急転換しています。
九州と全国の声と運動が、議会を動かし、政府に亀裂を生み出し、敵の弱点をあぶり出してきていると思います。
原子力安全委員会の斑目氏は、「万一、(ストレステストの結果)安全性が確保できていないということがわかった場合には、それなりの対応をするまでは、当然運転すべきではない」とまで述べています。
これは全原発に共通します。ますます、原発全停止の可能性がでてきています。
一方では、電力不足キャンペーンや原発必要キャンペーンが広がると思いますが、推進派の宣伝に負けずに頑張りましょう。
※「玄海」地元町長、再稼働撤回の方針(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110707-OYT1T00157.htm
※首相、唐突に新指針作成指示…原発再開で(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20110706-OYT1T00902.htm
※クローズアップ2011:全原発耐性テスト 再稼働、突然「待った(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110707ddm003040098000c.html
※全原発に耐性検査 「目的・内容わからない」(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20110706-OYT8T00967.htm
※全原発に「安全検査」実施=再稼働遅れ懸念も―海江田経産相(朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201107060025.html
※九電やらせメール、玄海原発の再開支持(日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110707-801100.html
※海江田経産相、全国の原発で「ストレステスト」の実施発表 電力需給への影響も懸念(FNN)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00202879.html
(ハンマー)