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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

6月23日大阪での沖縄慰霊の日の集いに参加して

2012-06-24 | 沖縄

 6月23日大阪沖縄会館で関西沖縄文庫主催の沖縄慰霊の日を考える集いに参加しました。夕方5時から9時まで、沖縄戦の実相の体験者の証言と、沖縄テレビ制作の沖縄戦を取り上げた特番2本の上映、沖縄戦を取り上げた三線(さんしん)の披露など盛りだくさんの大変内容の濃いものでした。紹介します。

 ◇沖縄戦の実相の体験者証言
当時14才で沖縄本島北部国頭村(くにがみそん)で避難し、生活した真栄田義弘さん(81才)が証言。
・14才の体験を克明に日記に書き綴っていた。大事なことは絵に描いたりして記録した。その記録は国頭村中学校史にも書かれている。
・1944年10月10日の国頭村に米軍機が空襲し、学校が避難所になった。
・1945年4月12日から山へ避難した。山の生活は飢えとの闘いだった。山の避難所にも日本軍人が来て、ここを作戦本部にするから出て行けと脅されたこともあった。戦闘は、その年の12月28日まで続いた。
などなど。
 
 ◇2005年地元沖縄テレビ制作の「むかし むかし この島で」上映。
当時米軍は100人を超えるカメラマンを同行させ、沖縄戦を詳細に記録させた。数千本といわれる沖縄戦記録フイルムの検証活動を続けている作家・上原正稔さんの沖縄戦記録フィルム上映会活動と写っていた住民との対話。
 
 ◇2006年沖縄テレビ制作「民教協スペシャル 戦争を笑え 命ぬ御祝事さびら!(ヌチヌーグスチ・サビラ) 沖縄・伝説の芸人ブーテン」上映。
照屋林助の師匠でもある「伝説の芸人・舞天」を通して、戦後沖縄の再生の息吹を描くドキュメンタリー作品。
 
どれも内容の濃いもので、沖縄戦の持つ歴史的現代的意味を考えさせられました。
 
(ルーラー)

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