花壇の水の蒸発量が、理論的にどの程度なのかについて計算することとした。
一般的な条件での水の蒸発量の計算式はこうなっている。
*************
水の蒸発量を算出するアプリ
http://k-ichikawa.blog.enjoy.jp/etc/HP/js/vapor/vap0.html
水の蒸発速度はどのくらい?(江頭教授)
http://blog.ac.eng.teu.ac.jp/blog/2015/10/post-37b5.html
*************
実際の気象条件はどうなっていたか。気象データにて確認した。
6月の平均温度、平均湿度 18.9℃、71%
7月の平均温度、平均湿度 23.9℃、74%
過去の気象データ検索
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=14&block_no=47412&year=&month=&day=&view=
上記のアプリ式から理論蒸発量をグラフの温度、湿度曲線から見出す。(カーソルを合わせ数値を得た)
6月の蒸発量 0.029mm/h
7月の蒸発量 0.037mm/h
1日に換算すると
6月 0.696mm/day
7月 0.888mm/day
1ヵ月に換算すると
6月 20.88mm/month(30日)
7月 27.528mm/month(31日)
これらの数値から、理論上の花壇の水分蒸発量は、降水量換算で1日1ミリ相当程度であり、7月は6月の30%程度多めの蒸発量となることがわかった。
水撒き量に換算すると、6月は40L、7月は55Lに相当する。
このことから、6月、7月の花壇の水撒き量(降水量とジョウロによる水撒きの合算)は、植物の成長・開花に必要とされる水分以外に、水分蒸発量を考慮すると最低でも40L、55Lとする必要がある。