先の原稿にて、6月、7月の水分蒸発量がどの程度なのか、理論上の数値を示した。
多めに見て月間30ミリ(2㎡の花壇について大体60L)に相当するとの試算結果となった。
花壇の水分蒸発量
https://blog.goo.ne.jp/lloasisll/e/d23ec6d9ab80ac024b5c7601aed03a4d
次に、降水量実績を参照したい。理論蒸発量30ミリ/月を下回る降水量だったのは、2019年5月と2021年7月の2回ある。
今年の7月は、少雨で芝が枯れるなどの被害があった。我が庭については被害はないが、サヤエンドウ、キュウリなどが生育不良となった。街路花壇に植えた宿根のうち、枯れそうになったものが続出、そのため、12個の花壇について、回数最大で20回近く、水撒き量最大で(生育状況悪化により)月間130L近くもの水をジョウロで水撒きすることで被害を最小限に食い止めた。
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2018年降水量
5月 66ミリ
6月 141.5ミリ
7月 155.5ミリ
8月 228.5ミリ
9月 49.5ミリ
2019年降水量
5月 29.5ミリ
6月 71ミリ
7月 31.5ミリ
8月 144.5ミリ
9月 108.5ミリ
2020年降水量
5月 45.5ミリ
6月 51.5ミリ
7月 56,6ミリ
8月 124ミリ
9月 53.5ミリ
2021年降水量
5月 76.5ミリ
6月 50.5ミリ
7月 7.5ミリ
8月 108.5ミリ
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特に宿根が生育・開花する6月、7月に月間降水量が月間理論蒸発量(6月20.88mm/month、7月 27.528mm/month、ジョウロでの水撒き量に換算すると、6月は40L、7月は55Lに相当)を下回る場合は、花壇において生育に必要な水分がまったく供給されないこととなるため、放置すると花壇の宿根が枯れる事態となる。
よって、7月の理論水分蒸発量55Lを考慮すると、少雨の状況で7月の街路花壇一つにつき最大で130L近くジョウロで水撒きしたのは大袈裟ではないのである。