花ものの盆栽の場合、購入した時点と同程度の花芽を維持することは難しい。これは事実だ。
今年の場合、例年以上に花芽を多くつけた鉢、花芽の数が激減した鉢が発生した。
春から夏までの保管状態が原因であることは明らかだが、寒冷地の場合は、花芽の数は購入時の三分の一以下になることを想定した方がいいと思う。
ノウハウ的には、以下に詳細書いてある。
花物類の施肥
https://bonsai.shinto-kimiko.com/kanri/sehi/sehi_hanamono.htm
これは、路地植えの木と発芽時期が同一時期であることを前提としたもの。正月に咲かせた鉢の施肥を前提としてない。それでも自分のやり方の間違いを二つ見つけた。
改善点は、施肥、花芽分化時期の日照時間の確保である。
行間を読み取ると
施肥については、開花直後(1月)と9月頃が有効、花芽分化の時期(多くの樹種では7月下旬~8月ころ)に、光合成を盛んにすべく日照環境をよくすることが改善点となるだろうと判断している。
ちなみに、以下の小鉢の盆栽は、購入後十年くらい経て、やっと購入時とほぼ同数の花芽を付けた。肥料については、他の鉢とほぼ同程度だったので、土の量で比較すると、施肥量は多かったということになるだろう。