脳内一人旅日記・改

登山、ロードバイク、一人旅好きのつれづれなるブログ。

北岳登山記・2 完全メイド宣言

2008年11月06日 | 登山記
前の日の夜も夕飯を食ってこの日の日記をちょこっと書いたらまたすぐに眠気がやってきておいらの脳みそを食べていきましたわ。
おかげでぐっすり永眠することができました。



んで、朝5時くらいに、テントに雨が叩く音でお目覚め。
マジかよ…汗


雨かぁ…まあこれも山旅キノの旅の醍醐味かぁ
諦めムードの中、準備をしようとした次の瞬間、何かの光がテント越しに差してきます。


やべぇ!雷か!やべやべやべやべ…あたふたあたふた
一瞬、いや五瞬ぐらいびびりました。ただのヘッドランプの光でした(照)。


とりあえず、テント内で軽く飯を食いながら雨が収まるまで詰所で待機。
小ぶりになったところで一気呵成にテントの撤収作業に入ります。


テントが雨に濡れると重くなるしかさばるし嫌なんだよなあと、まるで雨が初めてではない振りを脳内でしながらなんとかテント撤収終了。




(山小屋前で撮影。空から光が…。間違いなくユーエフオーがきてますよ、あの光のエレベータで人が誘拐されているんですよ!)



山小屋前で朝飯を食っていると、近くにいた年老いて老いさばらえて老化した皮膚をした初老の登山客二人が、今日は曇りのち晴れで、気圧もどんどん上がってるぞ、と時計を見せびらかしながら会話しておりました。


よしよし、今日はこれから天候回復するんだな…。ふざけんじゃねえ!ばかやろう!


ひとしきりテンションが上がって下がったところで、わが国第二の高峰北岳山頂を目指します。




(まだ雲が厚いもなんとか輪郭を捕らえた富士。どっから見てもそれだと分かるわが日本の心)




(頂上途中で撮った東の空。この山々の連なりは曇っていても綺麗だと思わずにはいられませんえん)




(だいぶ登ってきたところ。山小屋もテントも小さいっすなあ)



登っていくうちにどんどん霧が晴れ雲が切れ痔が切れ、空の青が顔を出してきました。マジ泣きそうでした。


ここで重要なことを念のため言っておくと、泣きそうだったのは晴れ間が見えて綺麗な景色に感動して泣きそうになったわけで、痔が切れたから泣きそうになったわけではありません。



おいらが頂上に付いた頃には西側の空は完全に晴れていました。ここで完全メイド宣言してもいいくらいです。


続く。


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