鼻腔から流れ出ようとするスプラッシュマウンテンとの戦いも熾烈を極めます。
休憩時には汗でびょしょ濡れになったユニクロの速乾性シャツを脱ぎ、もう一枚の速乾性シャツに着替えます。
びしょ濡れになった速乾性シャツはザックの外にくくりつけて速乾し次の休憩でそれを速乾で着回すという………なんでしょう、特にうまい速乾が見つかりませんが、そんな速乾で風邪引いた体が速乾するように気を使っていたというわけです。
平地歩きが終わると同時くらいに穂高方面と槍ヶ岳方面の分岐に差し掛かります。
ここからいよいよ坂道に突入するわけですが、槍方面に行く人の姿はありません。一物の、いや一物に不安を覚えながらも薄暗い林道の中へと分け入っていきます。
標高1800mに位置する槍澤という山小屋に差し掛かるところでやっとこさ第一山人を発見。しかも、背のちっちゃな女子を連れているカップルですよ。
山登りでもたま~にカポーをお見かけすることがありますが、見るたびにおいらもそんな小さな女子を連れて登りたいと強く思念するのです。
ザックにつめこんだ小女子をテント内で取り出して携帯コンロにかけ、小女子を軽く炒めて小女子をおいしく頂く♪これこそ小女子登山の醍醐味でしょう☆
(※小女子とは魚の名前です)
山小屋に着くと、登山者の群れが集合写真を神仏習合しておりました。
山小屋のスタッフと登山者が次々と握手をして「また来年も集まろう!」なんて声を掛け合ってのを見て、おいらはよだれを垂らしながら裸で全力疾走するしかありませんでした。
毎年ここに集まっているのか。こーゆうのもええわなあ。
満面の薄ら笑いを浮かべているおいらの表情は恍惚となっていたでしょう。
どんどん歩を進めていき2000mまで標高を稼ぐと、林道は終わり視界が開けてきます。
目に飛び込んできたのは鮮やかに紅葉した山々の赤や黄色。
英語で表するなら、bloody redにtoilet yellowです。
あの紅葉の素晴らしさは決して一言では言い表せませんし、
「素晴らしい!」
の一言でしか言い表せません。
つづく。
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