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アール・ヌーヴォーの名残りを思わせる
秋の始めに兵庫陶芸美術館へ。。
丹波焼の里にあり
途中で幾つもの窯を見かけました。
蔵屋敷を思わせる美術館の外観
廊下の梁が大胆でモダンです。
この日は 只今開催中の
「ルネ・ラリック」作品を鑑賞。
室内はガラスだけに
その静けさと透明感で気品溢れ
カメラ撮影の許可を頂き
息をも凝らす気持ちで観覧しました
ルネ・ラリック(1860-1945)
「アール・ヌーヴォー」期のジュエリー
作家だった彼は「アール・デコ」期には
ガラス作家へと転身‥そのきっかけは
デザインを依頼された香水瓶から‥
時代は第一次・第二次世界大戦へと向う
ヨーロッパ‥
年表を横軸に見ながら作品を見ると
興味深いものがありました。
アール・ヌーヴォーの名残りを思わせる
作品や香水瓶もありました。
殺伐としていく世の中でも
人は美を求めて‥美に飢えて
尚一層 求めたのだと思いました。
ジュエリー美を量産化出来るガラスへと
宝石の様な透明感と輝きを求め。。
***展示室のピンと張り詰めた緊張感が
そんな想像の風景を
私に見せてくれました。
そしてそこには そろそろ行きたいと
思うヨーロッパの蚤の市で、
アンティークなラリックの香水瓶を
探している私の姿がありました。(笑)
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