ブログ人 mnishii

mnishiiのhand made生活と旅行記録

人知れず咲く花

2019年12月29日 | 季節の風景



*


秋の終わりに自治会館の大掃除で、庭の剪定葉として持ち帰った花です。

八手。。。その葉は大きく日陰で育ちながらも青々と、両手を広げ玄関先で出迎えてくれる‥品行方正なイメージですが、一年に一度 その葉に異変が起きます。




晩秋から初冬にかけて‥ニョキニョキと、まるで体から角が生えるように‥ある日突然、その花の存在に気が付きます。





虫達が少なくなったこの時期に、無色の花は微かな香りで虫を誘い実を結び‥


赤い実を探して ついばむ鳥達から目を逸らし‥
息を潜める様に身を隠して、熟します。






こんぺいとうの様な造形ですが、そのシルエットには優しさが映し出されて、美しさが際立ちます。






年の終わりに感じました。
次世代へ繋ごうとする 植物の賢明な知恵‥





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2 コメント

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Unknown (御堂筋沿線OL)
2019-12-30 22:58:24
子どもの頃に住んでいた家にありました。八つ手、いつもつやつやの緑で白いまあるい花の集団がにょき、すーっと上がるのも見ていました。そうですか・・・世代を渡してゆく逞しいDNAに思いを馳せました。
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Unknown (かいせ)
2020-01-21 21:01:17
美しいですね!
子供の頃、父が竹で作ってくれた空気鉄砲の弾にして飛ばしていました。実ではなくて花なんですね。
自然の智恵と生命力は素晴らしいですね。
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