wadia861 ピックアップ修理
と、いう検索ロゴがあった。
実は、WADIAのLTD化は
6から始まり、21・850・860まで行っている。
860は高橋忙しさにかまけ、まだ
記事を掲載していない。
その860をLTD化するときに
候補が2つあった。
DAC24ビットという魅力は
オデオンAGでも、実証されている。
相方はプロシードなのであるが
非常に情報量が多く、癖のない音であるということもあり
6LTDができあがるまでは
当方の基準機であった。
そして、
21LTD(変更前)との聞き比べになると
オデオンAGとプロシードの組み合わせのほうが
音質的に上回っていた。
(21LTDに変更1,2,3を加えた後の聞き比べは行っていない。)
このことから、24ビットDACのすごさというのが耳にしみているのである。
その861は24ビットD/Aコンバータを使用しているということで
860とどっちをLTD化したほうが良いか?
と、いうところで
迷うということになり
861を調べてきた。
PowerDAC開発の中から生まれたスイフトカレントI/Vサーキットを搭載しています。
と、いうのがあり、
その部分は変更を加えることができないものでした。
この変更のノウハウは公開できない部分で
の、記事でも
出力回路用の電源を専用で設ける事は高級機では当たり前の処方ですが効果ありですね。この他にもVRDS機構の補強等音に対して影響の有る改善を施していますが写真ではお見せ出来ません。
と、門外不出となっておりますので
さすがにすっぱ抜くことはできません。
ので、まあLTD化というのは、ものすごい変更であるのは、理屈抜きで(すみませんねえ)
信じていただくしかないのですが・・・
つまり、861も581もLTD化できないのです。
どこかの車みたい、どこかのお嬢さんみたいな名前のスィフト・カレントが
向上を阻むのです。
そして、それならば、メーカー側でしか触れない機構にさらなる進化があるかというと、
なくなってしまいましたね。
861iで、ストップしてしまい
進化したはずの
581では、廉価版のピックアップやらSACDの技術開発が底打ちになり
音質的にも?という代物になっていくわけです。
と、なると
いくら24ビットであろうが、VRDS機構がよかろうが
LTD化というグレードアップができない861に対しては
根本的な性能アップができない以上
860をLTD化できるという条件でくらべたら
お勧めできないということで
オーナー様は860を手に入れ
LTD化にこぎつけたわけです。
ところが、元値でいえば185万ほどの860
元値でいえば65万ほどの6
この二つのLTD機器を聞き比べると
どうしても、WADIA6LTDのほうが勝っているのです。
その大きな違いが音の緻密さですね。
無論、860LTDまだまだエージング必要ですが
オーナー様
6LTDを超したという見解にちかい驚嘆ぶりだったので
厚み・重厚さ・深みに着目して聞いていただくと
860LTD、もうしわけないが、軽いですよ。
と、いうのですが・・・
やはり、ピンと来なかったようで
あるCDを聞き比べられたようです。
すると、
*******
例のテラークを早速取り出して860LTDと比較・・・・・低域が余韻が・・・
全然別物・・・・
まだまだ、860LTDは軽い・・・・実感・・・・・
比較しなければ、ほとんどの人は絶対に860LTDで昇天するくらい綺麗です
低域不足と感じる人は皆無・・・圧倒的な情報量で唸らせる「らしさ」があります
減衰する空間に色が見えます
しかし、地を這う低域は6LTDの独断場ですね・・・凄すぎる・・・
減衰する空間はモノクロですが・・・闇に色は必要ないとでもいっているような
男前・・・・
なんだろな~
*********
この6LTDというのは1音1音が実に緻密で
かつ、密度があるのですね。
そして、低域に支えられているので、
厚みも深さも半端じゃない。
そのWADIA6(後期型)のDAC部分がほぼWADIA9と同じなわけです。
この部分でいくら、860・861であろうと
超すに超せないものがあるのではないかと思うわけです。
そして、よく書いているのがWADIA6(後期型)は
WADIA9のパイロット機だったのではないかという考えです。
売れ行きの良かった破格な6を土台にしてWADIA9のテスト飛行を行った。
と、考えると
860の185万円と6の65万円という
事実上の金額が実際の「価値」であるかというと・・・
実にあやしいwww
一方でフラットな音作りと1音の緻密さというのは
相容れない部分があるようにも思えます。
ですので、
比較しなければ、ほとんどの人は絶対に860LTDで昇天するくらい綺麗です
低域不足と感じる人は皆無・・・圧倒的な情報量で唸らせる「らしさ」があります
減衰する空間に色が見えます
と、いう部分は簡単に言えば
フラットで全体的にきれいな音を出しているその心地よさということで、
1音の緻密さを度外視できるだけの構成を持っているわけです。
逆に全体的にきれいでフラットかといえば
6LTDはこれまた、それを度外視する1音の緻密さがあり
その緻密さが作り出すものが
半端ない「実在感」になってきて
どういうんだろう・・・・。
860LTDがまだまだ軽いというのは、逆に言えば
実在感のないきれいさといっていいかもしれない。
そこにいて歌っているようなリアルさという本物感がまさってしまう。
フラットできれいであっても、それこそ昇天するほどきれいであっても
いわば、絵に描いた餅であるとわかると
逆に「軽く」感じてしまう。
もちろん、エージングでどこまで本物っぽい「餅」を描き出せるようになるかは未知数である。
このようにLTD化で個性豊かな主張ができることをおもうと
861のスィフト・カレントの機構は
そこで、止まってしまうものでしかない。
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