憧れのAudio☆お知らせブログ☆

メインブログアドレス⇔http://longingforaudio.blog.fc2.com/

DAC/Cを考えていたが・・・2021-03-20

2023年10月18日 | DAC/C・オペアンプ・クロック等

PCM1704の検索がよくくる。

実際、WADIA21・16・850・860・あたりは、

音質改善・LTD化のあとにPCM1702(元のDAC/C)から1704に換装するオプションがある。

1702と1704となにが違うかといえば

1702は20ビット

1704は20-24ビット対応

と、いうことになるわけですが・・・・

何が上がるかといえば・・・

耳でとらえた感じでいえば、

解析力があがる・・・とわかります。

解析力というと・・・もっと分けて考えれば

分離がよくなるとか表現が豊かになるとかいろいろな場面で

上がったというのが判ります。

が、

ビット数があがれば、それだけでよくなるか?というと

実は違うのですね。

臨場感やら距離感というのは、DAC/Cでよくなるわけではないのです。

解析力があがると先にかいた言葉でも、わかるように

「A」という対象があって、それを解析する・・・ということですから、

対象の「A」が、良くなっていなければ

逆に、「良くない部分」もはっきり解析してきます。

ところが、1704を換装すると、元からくらべると解析力があがってきているので、

音がしっかりしてくるので、良くなったとわかり、

わかり・・・・

逆に「良くない部分」に気が付けなくなるわけです。

例えば素の状態(OHしたくらいまで)の機器に1704をのせると、

良くなった・・と思います。

ところが、

臨場感やら距離感やらがでてくる音質改善やLTD化などを行ったものに

1704を載せたものと比べると

中身がうろっぽになってると感じます。

つまり「A」をそのまま解析しているのですね。

と、なると、当然、

「A」をより良くしてからじゃないと

1704を付ける意味がないわけです。

このあたりに気がついた方

素のままの機器に1704をつけても対して効果がないとか

かえって、高音が強調されてしまった・・とか

おっしゃる方がいらっしゃったのですが

(ネットの中で)

当然といえば当然の結果ですが

感心するのは

「A」をより良くしたものに1704をつけたものを聴いたことがないだろうに

素のままの機器に1704をつけて良くなった部分に耳をもっていかれずに、

なにか、抜け落ちていると、気が付く「良い耳」を持っているという事です。

当然、当方は先に書いたように、

「A」を良くしたうえでないと、1704換装は行いません。

**音質改善・LTD化のあとにPCM1702(元のDAC/C)から1704に換装するオプションがある**

この20ビット―24ビット対応の1704をつけたら、

24ビットになるかというとそうはいかないのですね。

もともとの機器側の分解能が20ビットしかないので、

24ビットにはならないのに「A」を良くしたら

1702の時より格段に良くなるのです。

この20-24対応というのが、曲者なのですwww

DAC/Cのビット数は通常のビット数と違うらしく・・・

1ビット、2ビットという単位でなく

4ビット単位 16ビット20ビット24ビット・・

という風になっていて

マルチビットでは、24ビットが最高になるらしい(あやふやな言い方で申し訳ない)

それで、計算方法がちょっと判らないのだけど

4乗になるとか・・

で、通常の2乗計算

  • 2 ビットなら、00 、01 、10 、11 の 4 通り
  • 3 ビットなら、000 、001 、010 、011 、100 、101 、110 、111 の 8 通り

4ビットなら16通り

で、20ビットなら約105万通り

24ビットなら約1680万通り

「A」の中から倍音効果などもあって500万通りを出していたとしたとき

すでに395万通り解析しきれていないわけです。

これを20ビット―24ビット対応の1704に変えると

余裕で解析できるようになるわけですが

「A」自体が良くなっていないので500万通りのままなわけです。

そこで、「A」をよくしてやることが必用になるわけです。

巷では、クロックにしろDAC/Cにしろ

まともな音質改善や性能アップをおこなわないまま

換装してしまうのですが、

高橋の持論

「ない音は出ない」でも判るように

まず、「もっと音がでるようにする」ことが先なのです。

良くなったからこそ、解析力をあげていく意味があると思うのです。

ところが、

この無敵の1704よりすごいのが

WADIA9・6(後期型)やCHELLOなどについている20ビットのDAC/Cなのです。

ただ、こういう風に書いたとき

CDPとしては、6だけだし

9blue・CHELLOはDACです。このDACを聴くときも

6LTD(改)Blueをトランスポートにして聴いたという背景があります。

その結果、6LBほど緻密で空気感・立体感・臨場感・・エトセトラがある機器は無いわけです。

なので、DAC/Cの違いばかり、ビット数の違いばかりでは

推し量れないものがあるのですが

(WADIA25Blue(16近似基板のほう)は確かPCM1704換装をしたものですが・・・

6LBにかなり近い音になり、6LBとくらべるとほんの少し緻密さ・立体感が薄いかな・・)

PCM1702にしろ1704にしろ

プラスチック?成形でつくっていて

高橋いわく、従来のものと比べて

「安くあげている」

というわけです。

安くあげるということは、性能的に欠ける・劣るということがあるのかもしれません。

これが、原因で6に乗せている20ビットのDAC/Cのほうが優れていることになるのかもしれません。

が、6前期型は18ビットなのですが

SPIRIT(改)Blueに仕上げると、LTD(改)Blueと甲乙つけがたしの出来になるわけです。

高橋の創意工夫もあるのですが、

考えてみれば6のもともとの音造りがいわゆる「かまぼこ型」といわれているもので

これが、マルチビット形式に非常にマッチしているという事になるかと思うのです。

マルチビットが24ビットまでといわれている一方で

ビットストリーム方式は72ビットとか144ビットとかあるらしいことを

聞いているのですが

それでも、マルチビットのほうが良いようです。

(現行品はほとんどビットストリーム方式)

最初に出てきたのがLHH500とかの1ビットストリームだったわけですが、

これを多数ビットストリームとかにしたわけは、

マルチビットのようなウェイブ(波型)の波形によるアナログ的な音をむ坐したわけです。

位相を替えて0か1の波形を何本も作ってをずらしていけば

ウェイブに近い線がでてくるということです。

ただ、それでは、疑似的世界になってしまい

ウェイブのように各高さ定点を網羅できないでしょう。

アナログといってよいウェイブ形式はどこかでも書いたように

時計の針のように、数字(デジタル)を指すだけの情報ばかりでなく

見た目で

あと何分でお昼だとか、

角度(5分なら15度15分なら45度)方向(12時の方向が北とか、ここから9時の方向に駅があるとか)

右回り(時計回り)とか・・・そういういろんな情報を含んでいるのがウェイブ(マルチビット)ということで

より現実世界に近い音を構築できる。

その上に6のかまぼこ型の音

これを実際のかまぼこ型の「物」で考えたとき

上から(どこでもいいけど)光をあてると陰影ができるわけで

陰影ができると、立体感と距離感、実像感 位置感がでてくる。

(スケッチを考えてもらうと判る)

こういうかまぼこ型の音造りができているのが

今のところ6しか知らない。

その素性の良さをひきあげて、はっきりとした立体感やら

緻密さをアップされると

なぜ、こんなに他とちがうのだろう、と、考える。

デジタルマスターのプログラムもあるだろうけど

やはり、ほかのWADIAを24ビットの1704に変えても

ここまでの音世界が出現してこない。

と、なると逆に

6についているDAC/Cの威力かなあと考えざるを得ない。

そう考えられるのが、逆にWADIA9のデモ機・パイロット機だったのではないかと思える

6後期型の作りによる。

マッチングというものもあって当然なのだけど

例えばビマックあたりはビットストリーム形式のため

全体の音がよく聞こえるけどフラットといっていいか、平面的で

立体感・距離感に欠ける。

850も最初のころはフラット感が強く、実在感に欠けていたのだけど

LTD仕様音質改善・LTD化・他ふた工夫wwで

リアルで実在感に富んだ音世界を構築し始めた。

究極・・・

やはり、

「A」をどこまで良くしていけるかが、鍵なんだろうと思われる。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿