先日、やってきたリピーター機器のことが、気になったままである。
どこかにすこし、書いたが、
エージングが進んでいないどころか、
むしろ、退化してるような気さえする。
確かに、当方のW6LBは、尋常じゃないほど
熟成が進んでいる。
3年ほど前にデモ機の予定で新たにLTDまでもっていき、
2年ほど前にBlue化まで、もっていった。
3年前に、きていたWADIA6LTDとくらべても、
当方の6LTDは、負けていた。
それが、Blue化の時に同じ機器と、聴き比べることになった。
すると、当方の6LTDのほうが、
ありゃ、勝ってしまってるやん。
と、一聴で、判るほどの大差がでていた。
エージングは、当方は24時間音出し・音出さずで、
連続運転、1年くらいだったと思う。
で、この連続運転を恐れる人が多い。
一番の問題点は、
ピックアップの耐久年数。
だが、これは、怖れに反して
プロトの時がそうだったのだが、
24時間×6年という使用状況で
6年前とピックアップの数値はかわってなかった。
その使用時間はとっくにメーカーのいうところの
耐久年数を3倍ほど(うろおぼえ)更新している。
で、まあ、恐れず、やって下さい。
コンデンサも同じですよ。
電源をきって、温度をさげて、また、温まる
その繰り返しの方が耐久年数悪しwww
と、いうことで、
それから、2年?ちかく、当方とおなじように、
エージングしていらしたらしい。
で、その機器が過日、やってきて・・・
さぞかし、エージングが進んで良くなってるだろう。
と、聴いてみたのだけど・・・
ーえ?-
当方のがさらに良くなっている(熟成)せいでの聴きおとりではない。
なにか、前と変わらない・・どころか、
退化しているように感じる。
なぜ、こんなことが起きてしまってるのだろう。
と、ずっと気になっている。
で、アンプの音できいているため
ぼろいCDでも、ぼろいとわからない状態で
聴いている。というのが、一つある。
いろんな音源をかけることも、
どうも、解析力?伝達能力?を高めるようで
これが、足りてないどころか、
逆作用になっているのではないか?と、
おぼろげにおもっていたのだけど、
高橋に
CDPのエージングが進んでないどころか、
なにか、逆に悪くなってるきがする。
その原因はなんだろう?
と、たずねたら
「ぼろいCDかけてるからだ」
と、代理の推理そのものを、一言でいう。
げ?まじか?
と、思う反面、プリのコントロールをかえて
非常に聞き苦しい音でかけていたことが有った時
ー頻度の少ない帯域?の流通をよくするためにだよー
と、答えられたことを思い出していた。
と、すると、同じように、
CDもいろいろなジャンル、音域のあるものを掛けるのが良いのだろう。
そう考えると、ぼろいCDの音の中には、
まともな音がはいってなかったり
ノイズや歪があったり?
ろくな流通経路が出来ていないのかもしれない。
だが、そうはいっても、そんなCDばかり
選んで、聴けるわけもない。
アンプの個性が強すぎて、ぼろいCDだと判らないので、
選ぶということもできないが
持ってるCD、全滅ということはなかろう。
と、考えると・・・
それでもエージングはわずかであっても進んでもよさそうである。
で、あるのに、むしろ、退化しているように思う。
正直、こんな状態ははじめてで、
再来されたものをきくと
エージングの効果が出ている物ばかりだった。
(ブルーノートさんのWADIA21はOHだけだったのだけど、
レンズクリーニングの頻度が高くて、サスペンションがへたって
ピックアップを交換した。
その音を聞いたとき、これは、音質改善を施さなくても良い。
と、思わされるほどエージング十分の音だった)
そういうことを思うと、機器のかいあたりやら、
環境も有るとは思う。
(むろん、それでも、音質改善をすれば良くなるのだけど・・)
だが、6LBになっているものであり、
これ以上、どうすることもできない。
それが、この音。
せっかくの能力が半減してしまう。
そんなことより、
なぜ、こういう事態になってしまったのか?
どうにかしてほしいということでなく
なぜ、そんなことが起きるか?
と、いうことが、
気になっている。
で、ひとつ、これかな?
と、おもったのが、定在波。
偶然、見つけたので覚書にとっておいた。
定在波とは
定在波は、給電線に含まれる進行波と反射波を合成している。信号を伝送する場合、送信機から進行波と呼ばれる順方向の電流が流れるが、インピーダンスの不一致があると、送信機側に電流が戻ってしまい、反射波となる。
反射波が大きい場合、給電先に正規の電流が流れないことがある。送信側に電流が戻ってしまう事象もあり、品質の低下につながる。同軸ケーブルの場合、急激な屈折、接続不良により反射が発生し、信号の伝送不良の発生につながるので、施工にも注意が必要である。
実際の電気知識はないし
インピーダンスって?
W6LBのインピーダンス?
アンプ側のインピーダンス?
よくはわからないが・・
この1文が、あてはまってるんじゃないかとおもって・・
インピーダンスの不一致があると、送信機側に電流が戻ってしまい、反射波となる
送信側に電流が戻ってしまう事象もあり、品質の低下につながる。
アンプ側がCDのぼろい音をそのままにうけとめず
W6LBにもどしてしまってるんじゃあるまいな?
でも、そうだと考えると
なんだか、退化しているのもわかるきがする。
*****2021年10月28日****
WADIA WADIA21 10台目 LTD-Blue(+)
この時に、
退化の原因が判りました。
ーこれは元の所有者のお宅の単相電源の中性線欠相が原因の不具合だと思われます。
A氏宅ではレビンソンのプリ2台のトランジスタ焼損、このWADIA21と
別の方がA氏宅に貸し出していたWADIA6の2台がトランス焼損とトラブルが続いて発生しています。ー
まさに、別の方がA氏宅に貸し出していたWADIA6ーこの機器だったのです。
退化しているとまで感じた原因が
トランス焼損にあり、
一度、焼損した部分が徐々に壊れていったということでしょう。
わずかな、音の違いかもしれませんが
自分の耳にちょっと、自信を持てたのと同時に
この音の違いを(オーナー様は6LB、2台もっています)
再現できないシステムになっているのだろうと、
思えました。
やはり、860の時もありましたが、
なにか、音が妙?
と、感じていたのですが
(最終的にLSIの破損
オーナー様、基盤を入手され、送られてきたので、乗せ換え。)
やはり、音が微妙におかしい?何か、しっくりこないという機器は、
重大な故障がおきている可能性が高い。と、思われます。
このトランス焼損があったW6LBも
こちらのシステムでは、「?」(この場合退化しているという印象)という状態になっていながら、
結局、この感性?を
自分でも重要視していなかったとともに
最終的には、オーナー宅のシステムが
きちんと、CDP(ひいては、CD)の音を再現できないアンプ・システムだということのほうを
問題視してしまいました。
こういう、きちんと、再現できないアンプ・システムになると、
音の違和感で気が付くということなく
CDPが故障するまで、判らない。と、いうことになります。
(ヒューズが、飛んでしまって、怖ろしくなって、電源を落としている
と、いうことだったのです。
で、今回、トランスの部分だけの焼損で食い止められているのですが
もしも、何らかの異常が発生しはじめ、
機器をお釈迦にすることになったとしても
お釈迦になるまで、気が付かない・・ということになるわけです)
アンプによって、妙に色付けされてしまうと
こういう恐ろしいことになる(かもしれない)のと同時に
WADIAをLBまでもっていていても、(今回のように、違和感に気が付かないー裏を返せば)
LBの音を再現していない、と、いうことになります。
同時に、自分の耳以前
しっかりと、CDPの音を再現するシステムを作っている高橋であると思うのと同時に
通常 たいていの皆様は、普通のトラアンプで
空気感やら沈み込み・無の中にある気配・・もろもろ・・・
感じ取ってくださっていることを思うと
十分、聴こえるはずなのですが・・・
なぜ、こういう行き過ぎたトラアンプにしてしまうのかな?と
思います。
思い当たることと、言えば、
真空管アンプ歴がながすぎて、
真空管アンプでは出ない
空気感やら沈み込み・無の中にある気配・・もろもろ・・・
を聴きとる「耳」が育ってないのと同時に
トラアンプに、真空管アンプのような「音?」を求めてしまうというか
トラアンプの特徴を受け入れられなくなっていらっしゃるのかもしれません。
(真空管アンプを使っている方の一部 (2~3名)は、真空管アンプの能力不足で再現できていない。)
自分の「耳」の嗜好に合わせていくしかないのだろうと思いつつ
本来の6LBの真髄に触れられないのは
残念なことです。
このことも、6LBという大化け物を
(他、Blue化の機器も)
聴き取っていただくためにも、
他の皆様の留意点として、
心に停めていただきたく思い、
I氏の状態?を書かせていただいています。
こういうことを、
大事な情報として
認識させていただけているということでも
I氏は、貴重な存在であるし
いろいろと、
例えば、真空管アンプとトラアンプの違いを
はっきり、認識させてもらえたり
抵抗についても、
CDPには、歪・響き?が必要で
この使い方を、他の改善でも必須であると再確認できたりと
重要な「根拠」を見せられることになっております。
成功は、見えにくいものですが
(実際に聴かないと)
失敗は、本人にとって、公開されたくないことかもしれませんが
多くの人の役に立つ・・というところが大きく
計り知れない 貴重さがあるとおもっています。
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