そして、Blue化です。
既にLTDまでとオプションで
完璧な状態に成っています。
そこにBlue化するというと、
Blue化って、何?
別に要らないんじゃない?
と、考えられるのではないかと思えます。
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実はまだ、WADIAには
メーカーが作った性能で、なんとか、
「そこそこの音」に仕上げるための部品が投入されています。
Blue化では、その仕上げの部品を取り外して
良い部品に交換しますし
ある工夫も施します。
こういう言い方は極端ですが
メーカーの性能・音質が70くらいだった時
「そこそこの音」に仕上げるための部品で
性能・音質を100にもっていくことが可能でした。
ところが、OH・LTD仕様音質改善・LTDやオプションで
性能・音質が200くらいまで、跳ねあがります。
そこに
「そこそこの音」に仕上げるための部品が、まだあるわけです。
この
「そこそこの音」に仕上げるための部品というのは、
例えていえば、桶の「たが」の様なものです。
70の所に30の「たが」を使うことで
100になるからといって
200の所に、30の「たが」は、使えません。
無理にたがをはめたとしても、窮屈で、200目いっぱいの性能が発揮できません。
すると、どうなるかというと、
LTDまでの性能・音質が削られたり、殺されてしまうということになります。
Blue化はその「たが」を、200に見合う「たが」に、交換するということです。
およその概念がこんなところなのですが
だから、どうなんだ?
と、思われると思います。
そこで、実際のBlue化の効能です。
一番最初に認識・確認したのは
850LTD(+)のBlue化の時でした。
850LTDのインプレの中に
「気持ち高鳴り気味。マライアが深層の令嬢のように上品で、(高鳴り気味は妙に空々しく、神々しく)
(あのパワフルで深い声や生々しい実在感がでてこず)どこか、絵空事のように感じさせていた」
と、いう内容が有ります。
ところが、Blue化を施すと
高鳴りが、消えて、ど~~んと沈み込む低域がでてきて
あのパワフルで深い声や生々しい実在感が顕れてきたのです。
常々、低域が中高域をささえ、冴えさす。と、いうのですが、
まさにその通り。
けして、高域や中域が無くなったのではないのですね。
不自然な高鳴りとは違う、中高域の冴えがでてきて
裾野の広い低域が縦横に中高域をささえるので
音に厚み・深みがでて
ひいては、距離感・陰影が濃くなり(豊)
マライアらしいマライアが(本物が)、そこに居る。
と、いう実在感を超えた
音を外側で聴いているのでなく
自分が音の中に入り込んでいる臨場感と一体になってしまう。
これは、驚きでした。
6LTDじゃないとでてこないものが、
Blue化で出てきたのです。
つまり、先にかいたように
メーカーが作った性能で、なんとか、
「そこそこの音」に仕上げるための部品が投入されている。
その「たが」が
LTD(+)が本来持っている能力・音質を
削り、殺していたのだということです。
つづいて、WADIA6でのBlue化の有無による「差異」を見せつけられました。
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