下方に以前の記事を載せています。
現在はWADIA9LTD- blueまで施工できます。
(*DACはWADIA(?)blueという表示になっています)
****WADIA9LTDからWADIA9blueまで***
2017年8月6日掲載
本年初めにLTD化したWADIA9ですがご近所の東京のI氏のWADI6LTD-Blueを試聴した事で、WAIA9LTDにも更なる高みの音を目指しBlue化への依頼です。
目を凝らせばBlue化の一端が見えますね。
WADIA9は元々音が濃いので出て来る音の迫力はWADIA随一ですね。
音の評価会は後日、東京のA氏・I氏・M氏が集まってするものと思われます。
2017年1月13日掲載
今回は東京のA氏からの依頼でWADIA9のLTD化です。A氏は既にWADIA21LTD・WADIA6LTDをお持ちですがさらに音のたかみを目指しての依頼です。
このWADIA9のSTリンク入力の1番のコネクタのロックピンが破損しておりましたので以前のWADIA9でも行ったRCAコネクタ入力への変更を実施です。
WADIAで使用しているSTリンクコネクタの受け部分は樹脂で出来ており頻繁な抜き差しには耐えられないものの様ですので、抜き差し時のロックはピンに負担が掛からないように気を付けるしかないですね。
今回の表示基盤は過去に行った2台とは基盤が違っています。アフターパーツなのでしょうか・・・
コントロール基盤のD/Aアナログ基盤への信号の受け渡し部は、フォトカプラーによる信号伝達を行いデジマスター側の不要なデジタルノイズを遮断しているのが判ります。
WADIA9の元のアナログ出力回路は回路設計にかなり矛盾したところが有りRCA出力のGNDやXLR出力のシールドがGND(出力回路の0V)に落ちていないとかRCA・XLRの出力電圧が同じとか通常のCDプレーヤーの基本から外れた物でした。
今回WADIA9初のLTDなので今までの経験より最も良いと思われるアナログ出力回路を新たに制作です。
今回出力回路基板をつくるだけで3日位掛かってしまいましたが、自分でも満足できる仕上がりでホットしています。フラグシップだけに中を見たらなにこれではね。
当然元の回路の矛盾したところは全て解消させ通常と同じ感覚で使用出来る様にしました。
流石はWADIA9言った処でしょうか、実施した事が素直に音に反映されている様に感じます。
音の厚みや力強さ・繊細さ等どこをとってもすごいなと思わせる物が有ります。ひとえに作りの良さが音に対してかなりの余力を持っていたと思える結果でした。
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今回はバランス入力ラインアンプの作成です。
1年位前にWADIA9のオーバーホールを行った時にWADIA9のバランス出力をLUXMAN L-580のバランス入力へ繋いで音出しをしようとしましたが
ハムが載り音出し確認どころでは有りませんでした。
色々と調べるとまずはL-580のバランス入力がコールド側を抵抗で落とすと言った簡易回路である事が判りました。
ただこの事でハムが載るのはおかしいのでさらに調査を行うとWADIA9のバランス出力の3番ピンをWADIA内でGNDに落としていない事がわかりました。
この事によりL-580側は信号は来ているけれどGNDが繋がっていない状態になっていました。
ハム発生の原因はバランスコネクタの結線が仕様の通りに作られていない事ですね。
今回の修理受付でWADIA9が2台も修理にきており急遽バランス入力ラインアンプの作成です。
箱はSONYのPA用の機材を加工し差動回路はオペアンプ回路の基本に出てくる回路で作成です。
トランスはかなり前に入手していましたが使用の当てもなくガラクタ然としていた所、今回丁度サイズが良かったので晴れて活躍の場が来ました。
後ろ側は最初からバランスコネクタが有りましたので電源コネクタとスイッチを付ける事で完成です。
これでL-580バランス入力も正規の状態で使用出来る様になりました。と言いたい所ですがここで左chから音が出ない問題が発生です。
再度調べるとL-580バランス入力の左chはコールドとGNDにて信号を取り込んでいる様です。
今回はラインアンプの出力コネクタのホットに繋いでいる信号線をコールドに繋ぐ事で対処しましたが、L-580のバランス入力を使用されている方は要注意ですね。
追加記事その2
読み直してみると、
1年位前にWADIA9のオーバーホールを行った時にと書いております。
WADIA9はブログに掲載しているものは、4台で
「1年位前にWADIA9のオーバーホールを行った」ぶんである
WADIA91台目は掲載されていません。
この理由は、すでに音質改善が必要ということで、
おすすめしたのですが却下。
それだけで、掲載しなかったのではありません。
OHは、ついでくらいの感じで
ケーブルの作成がメインだったのです。
当方の考え方ですが、
機器本体を最高の状態にもっていってから、
アクセサリー類に着手すべきだという考えがあります。
毎度、たとえに出すのですが
アクセサリではありませんが・・・
PCM1704は解像度をあげます。
その解像度の元である部分・・性能や音質・・を
あげることで、解像する「元」が充実するわけです。
ない音質の解像はできないわけです。
これと同じように、
機器本体の音質、性能をあげることで、
いくらでも音がよくなるのですが、
ケーブルをいくら良くしても、
限度があります。
伝達すべき「元」が充実していない。
不完全な音を伝達してどうするの?
と、いう思いがあるわけです。
もうひとつは、
ケーブルを作ってくれという依頼がきたら、
困る・・ということもありました。
機器本体の音質・性能をアップするのが、
良い音を提供する根本のわけです。
そこまでやれば、ケーブルは、自分で作ったり
(ベルデンケーブルの作り方は当方メンテナンス機器のオーナー様には希望があればお伝えしています)
良いものをさがすことは、
できるわけですから、
機器をよくすることをあとにして、ケーブル作成にはしるのは、
本末転倒とおもえ、掲載はしていません。
多分、WADIA9に音質改善が必要であるなど、
信じられなかったことと思います。
まさか、世界最高峰のWADIA9に音質改善?
ろくなことにならないとお考えになったのでしょう。
音質改善をするとやっとWADIA6LTD辺りと互角の音に成りますので、WADIA9の面目躍如と言ったところでしょうか。
音出しエージングしていても気持ちよく聴く事が出来ますね。
2016-12-30 15:05:40(以前の記事)
WADIA9LTDは当然のことながら
OH・音質改善のうえで、LTDにするのですが、
このLTD化だけでなく、音質改善の段階でも
一つの変更を加えられます。
OHだけでも、良いというお考えでOH+変更とお考えになられるかもしれませんが
最低、音質改善まで、もっていかないと
WADIA6LTDに劣る音なので、音質改善までは、
セットでお考えいただきたいです。
音質改善までもっていっても、元の造りが良いこと
全半田増しの半田数がそう多くない。
コンデンサも少なめ。
と、いうことで
他WADIAの音質改善ぶんより安く
RCAバランス設置を+しても、やはり、ぐんと安いのでwww
気楽にご依頼ください。
(BUT 受付再開時にお願いいたします)
*****
LTDはかなり、いろいろと(技術面・コンデンサ面)を奢ります。
詳しくはまた、メインブログに掲載されたら・・お読みください。
多ピンのパワーオペアンプやSTリンクの取り外しにはかなり手こずり時間が掛かりましたが、オーバーホール・RCAデジタル入力・音質改善とほぼ作業は完了です。
通常の配線の例として、
基本、STリンクを使わないと使用できなかったCDP
あるいは、
RCAデジタルがないため、いやでもペアになるWADIA7(トランスポートなど)をチョイスするというパターンだったのが、
RCAデジタル端子の設置で、聴けるCDPが増えると言う事です。
これは、WADIA9との組み合わせの妙を見つけられるのではないかと思えます。
などと、思っていたらWADIA9オークションに出ていますね。
デジタル入力端子に破損がある・・・
電源の方の背面には傷があり
前回、書いたように、何かしら不穏因子があるように思えます(邪推婆??)
できれば、大事に扱われてきた機器を入手するのがベストだと思うのです。
と、いうのも、
やはり、なにかしら不具合が有って安い(メーカーで直してはいるが)と、いうものは、
その不具合が余波を与えてしまっている場合があるのではないかと思う事例が出ています。
俗にいう買いあたりなのでしょうが
同じ機器でありながら
ちょっと、変更を加えただけでものすごく良い音になる機器と
いまひとつ、シャンとしない機器とがあります。
(不具合機器が良くないとは、一概に言えません。
メンテナンスで逆に驚くような音を出すこともあります)
この履歴をあたるとやはり、
ちょっと不具合があったとの事で、(メーカーで直しているが)安く買ってきた。
破損傷がある。
プラグに錆が多く見える。(湿度の高い処での使用が考えられる。あるいは、長く使っていない)
など、なにかしら、良くない環境で使われていたと思しき痕跡が良く見られるわけです。
こういう部分で高橋が手に入れている機器は
目利き、十分で
このせいもあって、
あと、24時間連続エージング(常時通電)
ここは、わからないところですが音出し実奏の頻度が高い。
など、元からよさそうで
かつ、のちの使い方も良い。
かつ、電源事情が良い。、
(不具合で来た機器が不具合を露呈しないほど)
風通しも良い。
などなど・・
良いものが、良い環境で熟成していくとこうなるのだなと思えるわけです。
当然、高橋の手にかかれば
よいものにかわるわけですが
それでも、音に差がでてくるということは、
後の環境にも左右されるのではないかと思えます。
ですので、出来うる限り
最初からよさそうなものを購入し
(ひどい場合は基盤ごとずぼ変えに成ってしまいます)
メンテナンス終了後は心して
丁寧に扱うということを心掛けて頂きたいと思うわけです。
とは、いうものの
良いものほど・・手放しませんし
手放した良いものは、高い!!
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