◆◆ ピアノ風景 ◆◆

小さなピアノ教室のレッスン風景と日常です

平面ではなく立体で

2010-05-26 08:53:25 | レッスン
数年前から、生徒達や娘がコンクールに参加しているので
いろんな子供の演奏を聞く機会が沢山あります。

上手だなぁ・・と思う子の演奏は
音に奥行きがあって、音楽が立体的に聞こえます。

音楽って、目に見えないし、一瞬で消えてしまうものですが
音には、いろんな色をつけることができますし
音楽では、円を描く感じ、空気をつかんだ感じ、うねった感じ、
そんな立体的な表現ができると思います。

そういう演奏ができるようになるには、
クレッシェンドを、ただ「だんだん強く弾く」だけでなく
気持ちを盛り上げていくように弾いたり
フォルテは「強く」ではなく、「ワクワクした気分で」弾いたり
ピアノを「弱く」ではなく、「寂しい気持ち」で弾いたり
色々な「気持ち」を表現できるようなる必要があると思います。

また、音楽の三要素(メロディ、ハーモニー、リズム)が
がバランスよく、上手く絡み合わなければいけないと思います。

そして、それらを表現できる「テクニック」が必要です。
テクニックで特に難しいのは、「脱力」して弾くことなのですが
これは本当に難しいです。

子供達にどんな風に伝えればいい演奏ができるのか・・
私ももっと、勉強していきたいと思います。