人を信じることについて。
なかなか悩ましいところではありますが、
私は信じたほうがよいと思っています。
疑うことはけっこうな瞬間判断能力を割かれてしまうからです。
常に相手の言動挙動を見て、それが信頼に当たるのか勘案するよりも、信じていたほうがよほどスムーズに過ごせます。
それも、自分の人生に全く関係のない部分だとしたらなおさらです。
例えば、職場の同僚が「私、小学校の通知表、オール5だったの」と言ったとき、
素直に信じていても誰も困りませんよね。
絶対ナイと思える人であっても、そうではない証明などできませんし、その方がオール5であろうがなかろうが、全く何の影響もないはずです。
しかし、こういうことに関してかみつく人が多すぎるような気がします。この辺りは素直に信じていいのじゃないでしょうか?
一方で、人を信じるべきだと思い込んでいる人もいます。
そういった人たちは、相手の悪意ある嘘に関しても無条件で信じようとして、信じられる部分を探し出して信じます。
いいカモになるくらいならまだしも、私から見ていると洗脳に近い状態になっている人もいるものです。
つまり、人を信じるのか、信じないのか、というのはどちらに偏ってもいけません。
自分にとって幸福を得られるのか、悲しみをもたらさないのか、ということを基準に選ぶとよいでしょう。
世の中にはだまそうと近づいてくる人がいます。でもそういった人たちは案外少ないものです。さらに疑い深い人のほうが引っ掛かりやすいと言います。
私の想像ですが、常に疑うことで真実を見るゆとりがなくなっているためではないかと思っています。
私たちは、もっと直感に従って信じるか、否かを決めてよいはずです。
多少のことは信じて騙されても、大きな部分にはだまされないようにしましょうね!そうでなければ「あつものに懲りてなますを吹く」形式に何もかも疑ってしまって、まただまされることになりかねません。