久しぶりのクローネンバーグ監督作品。「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(原題)はクローネンバーグ作品には欠かせない「異形の者」は出てこないなーと思わせつつ、どっこい、主人公がまさに異形の者なのだ。
監督の首尾一貫した、異形の者を家族や恋人が受け入れられるか否かというテーマは変わらず追求されている。
主人公には「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセン。田舎町の1男1女の良きパパの役。彼はダイナーを経営していて、そこへならず者2人が店にいる人間を殺して金を奪おうとする。とっさにコーヒーメーカーを投げつけ、銃を奪い、強盗を返り討ちにした彼は一躍ヒーローとなるが、しばらくしてギャング(エド・ハリス)がやってきて、見知らぬ男の名を主人公に呼びかけつきまとう。主人公は「人違いだ」というが…。というサスペンスストーリー。
下積みが長いだけあって、ヴィゴは上手だ。奥さんをベッドで待つ場面では10代の少年のように、そわそわ感やういういしさを出しているかと思えば、家族を家に入れ、ギャングと対峙したとき表情が一瞬すごみのある顔に変わるなど、うまさを感じる。
カナダ大使館にて試写会
監督の首尾一貫した、異形の者を家族や恋人が受け入れられるか否かというテーマは変わらず追求されている。
主人公には「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセン。田舎町の1男1女の良きパパの役。彼はダイナーを経営していて、そこへならず者2人が店にいる人間を殺して金を奪おうとする。とっさにコーヒーメーカーを投げつけ、銃を奪い、強盗を返り討ちにした彼は一躍ヒーローとなるが、しばらくしてギャング(エド・ハリス)がやってきて、見知らぬ男の名を主人公に呼びかけつきまとう。主人公は「人違いだ」というが…。というサスペンスストーリー。
下積みが長いだけあって、ヴィゴは上手だ。奥さんをベッドで待つ場面では10代の少年のように、そわそわ感やういういしさを出しているかと思えば、家族を家に入れ、ギャングと対峙したとき表情が一瞬すごみのある顔に変わるなど、うまさを感じる。
カナダ大使館にて試写会