2020年令和2年10月26日、月曜日、山陽新聞朝刊文字おこし
全国高校サッカー選手権岡山県予選
サッカーの第99回全国高校選手権岡山県予選第6日は
25日、津山市の津山陸上競技場で準決勝2試合が行われた。
いずれもPK戦にもつれ込む接戦となり、3連覇が懸かる
学芸館と3年ぶりの優勝を目指す作陽が決勝へ駒を進めた。
学芸館はMF池本らのサイド攻撃を起点に押し気味に
進めたが光南の堅守を崩せず、0-0からのPK戦を7-6で
ものにした。作陽は1-1の後半21分にMF美濃のゴールで
勝ち越した7分後、就実に追い付かれたものの、
PK戦を5-3で制した。
決勝は31日午後0時5分から、岡山市の
シティライトスタジアムで行われる。
作陽 PK戦決着 決勝進出 学芸館
堅い守備から主導権握る
光南とのPK戦を制し、決勝進出を喜ぶGK1萩原瑠翔ら
学芸館イレブン=津山陸上競技場
「よっしゃー」。GK萩原が右への鋭い反応で、光南
9人目のPKをストップした瞬間、学芸館イレブンの
歓喜の声がピッチに響いた。殊勲(しゅくん)の
守護神は「相手が蹴る瞬間の様子でとっさに跳ぶ
方向を変えた」としてやったりの表情だ。
萩原をはじめ的確なカバリングが光ったDF木下、
高さのあるDF坂田ら、守備陣が奮闘。相手に打たれた
シュートは延長を含む100分間でわずか5本と、
堅いディフェンスから主導権を握り続けた。
しかし攻撃面は不発で、FW中田ら前線は17本の
シュートを浴びせたがゴールは割れず。高原監督が
「狙い通りサイドを攻略してもゴール前の迫力が
なかった」と話すように、クロスからの決定的な場面を
つくらせなかったのは誤算だった。
「課題の守備は無失点で成長を見せられた。次は
前線が奮起してくれるはず」と木下。決勝のある
作陽戦では自慢の攻撃力も発揮し、勝利をつかみ取る。
(橋本直樹)
苦しい展開も底力見せる
就実との準決勝、前半、ヘディングシュートを放つ
作陽のFW9杉本翔
作陽は先制を許す苦しい展開となったが底力を見せ、
PK戦の末に辛勝した。酒井監督は「一発勝負の
試合で勝ち切れたことを前向きに据えたい」
と冷静に振り返った。
2得点は「自分たちの特長」(MF奥)というセットプレー
がきっかけだった。1点を追う前半21分は、CKから相手
のハンドで得たPKをきっちりと決め同点。
後半21分の勝ち越し弾は、右CKの折り返しを
MF美濃が頭で押し込んだ。
PK戦は萎縮することなく臨んだ。守護神の徳本は相手
の2人目をストップ。作陽は最初のキッカー
美濃から5人目の杉本まで確実にネット
を揺らして、2年ぶりとなる決勝への扉をこじ開けた。
ただ、徳本が「もっと細部にこだわらないと」と話す
ように、守備陣が集中力を欠いて2失点を許し、前線は
何度も決定機を外した。
2連覇中の学芸館から王座を奪還するには、攻守の
〝甘さ〟を取り除くことが鍵になる。(橋本直樹)
7月16日(金)閲覧数:490PV 訪問者数:292人
全国高校サッカー選手権岡山県予選
サッカーの第99回全国高校選手権岡山県予選第6日は
25日、津山市の津山陸上競技場で準決勝2試合が行われた。
いずれもPK戦にもつれ込む接戦となり、3連覇が懸かる
学芸館と3年ぶりの優勝を目指す作陽が決勝へ駒を進めた。
学芸館はMF池本らのサイド攻撃を起点に押し気味に
進めたが光南の堅守を崩せず、0-0からのPK戦を7-6で
ものにした。作陽は1-1の後半21分にMF美濃のゴールで
勝ち越した7分後、就実に追い付かれたものの、
PK戦を5-3で制した。
決勝は31日午後0時5分から、岡山市の
シティライトスタジアムで行われる。
作陽 PK戦決着 決勝進出 学芸館
堅い守備から主導権握る
光南とのPK戦を制し、決勝進出を喜ぶGK1萩原瑠翔ら
学芸館イレブン=津山陸上競技場
「よっしゃー」。GK萩原が右への鋭い反応で、光南
9人目のPKをストップした瞬間、学芸館イレブンの
歓喜の声がピッチに響いた。殊勲(しゅくん)の
守護神は「相手が蹴る瞬間の様子でとっさに跳ぶ
方向を変えた」としてやったりの表情だ。
萩原をはじめ的確なカバリングが光ったDF木下、
高さのあるDF坂田ら、守備陣が奮闘。相手に打たれた
シュートは延長を含む100分間でわずか5本と、
堅いディフェンスから主導権を握り続けた。
しかし攻撃面は不発で、FW中田ら前線は17本の
シュートを浴びせたがゴールは割れず。高原監督が
「狙い通りサイドを攻略してもゴール前の迫力が
なかった」と話すように、クロスからの決定的な場面を
つくらせなかったのは誤算だった。
「課題の守備は無失点で成長を見せられた。次は
前線が奮起してくれるはず」と木下。決勝のある
作陽戦では自慢の攻撃力も発揮し、勝利をつかみ取る。
(橋本直樹)
苦しい展開も底力見せる
就実との準決勝、前半、ヘディングシュートを放つ
作陽のFW9杉本翔
作陽は先制を許す苦しい展開となったが底力を見せ、
PK戦の末に辛勝した。酒井監督は「一発勝負の
試合で勝ち切れたことを前向きに据えたい」
と冷静に振り返った。
2得点は「自分たちの特長」(MF奥)というセットプレー
がきっかけだった。1点を追う前半21分は、CKから相手
のハンドで得たPKをきっちりと決め同点。
後半21分の勝ち越し弾は、右CKの折り返しを
MF美濃が頭で押し込んだ。
PK戦は萎縮することなく臨んだ。守護神の徳本は相手
の2人目をストップ。作陽は最初のキッカー
美濃から5人目の杉本まで確実にネット
を揺らして、2年ぶりとなる決勝への扉をこじ開けた。
ただ、徳本が「もっと細部にこだわらないと」と話す
ように、守備陣が集中力を欠いて2失点を許し、前線は
何度も決定機を外した。
2連覇中の学芸館から王座を奪還するには、攻守の
〝甘さ〟を取り除くことが鍵になる。(橋本直樹)
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