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福井のサッカー場 一新 人工芝、ナイター照明整備 来年3月2日にオープン
2023年12月19日 05時05分 (12月19日 05時05分更新)
人工芝グラウンドやナイター照明を整備したほか、
クラブハウスもある新サッカー場=いずれも福井市安田町で
クラブハウス1階の控室
日本サッカー協会が市に贈った背番号「291」の日本代表ユニホーム=18日
人工芝グラウンドやナイター照明を備えたサッカー場が
福井市安田町の市スポーツ公園内に完成し、
18日に落成式が行われた。天候や季節に左右されず通年で
利用できるようにするため、従来の天然芝グラウンドを改修した。
来年3月2日、「福井市フットボールセンター」としてオープンする予定。
改修前は、天然芝を維持するため平日の利用が制限され、
ナイター設備もなく夜間に利用できなかった。
設備を一新したことで利用しやすくなり、県や北信越クラスの
大規模な大会も開催できるようになった。
人工芝グラウンドは延べ2万2510平方メートルの広さ。
サッカーコートが2面あり、西側のコートはラグビーコートを兼ねる。
ナイター照明は発光ダイオード(LED)。控室やシャワー室、会議室などが
入ったクラブハウスは木造2階建てで、延べ床面積は651平方メートル。
柱などに県産材を使った。盛り土をした観覧スペースや防球ネット、
フェンスも設けた。
総事業費は約8億4600万円。県内で初めて日本サッカー協会(JFA)
の都道府県フットボールセンター整備助成事業の助成を受けた。
この日の落成式では、東村新一市長らがテープカットし、完成を祝った。
東村市長は「ここで育った多くの若者が活躍するのが楽しみ。
サッカーを通じた交流人口の拡大を期待している」とあいさつした。
記念品として、JFAから市に背番号「291(ふくい)」の
サッカー日本代表ユニホームが贈られた。
24年1月から一般利用の予約を受け付ける。サッカーやラグビーのほか、
ヨガやグラウンドゴルフなどさまざまな利用を想定している。
(問)市スポーツ課=0776(20)5355
(成田真美)