茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

三重紀行 多度大社

2019-10-01 16:19:02 | 旅先にて
 三重の多度大社。ご存知の方も多いのではないでしょうか。
 上げ馬神事で有名な神社です。
http://www.tadotaisya.or.jp/多度大社について/

 実は今回最初から知っていて訪ねたわけではなく、友人宅の周囲の観光を調べていて、地域が大切に守っているという多度神社にたどり着きました。そして、以前、ニュースで見たことがある上げ馬神事が、この多度大社で行われていると知って、訪問をきめました。
 ニュースではあの急な坂を馬がのぼってその年の農業を占うなんてすごいお祭りが日本にはあるんだとびっくりしたことだけが印象に残っていて、三重の多度大社の名称は全く記憶にありませんでした。
 ニュース映像で見た坂を実際に目の当たりにしますと、ニュース以上にびっくりで言葉になりませんでした。坂というより直角に切り立った崖に近い斜面なのですから。(写真ご参照)馬も、それに乗る騎手もさぞ勇気がいることだろうと思いました。ありがたいものを拝見しました。
 ちょうど数日後の神事に向けて準備がすすんでいるようで、本物をちょっと見てみたい気もしました。


 境内には神様のお使いである白馬がおりました。やさしい目をしています。


 そして、絵馬もかわいらしい。”うまくいく絵馬” 本当に願いが叶いそうです。


 御朱印を頂きに入った社務所の建物内に、茶釜を発見!
”福龍茶釜” とても立派なものでした。
****福龍茶釜の由来 説明文転記*****************
多度神社の池に大釜出現し、二頭の龍が其の周囲を巡廻し、中より神の現はれし霊夢を蒙られた伊藤箔雄氏は日頃信仰する多度神の御告げなりと深く感動して茶釜を奉献する決意をせらる
鋳造師中川祐次氏に依頼し夫妻共々一意専心祈願をこめて鋳造せられたものなり
茶釜の蓋は多度大社宝物の龍を型どり中川氏が一念以ての製作品にして福龍の茶釜と銘名せらる
此の釜の湯は神泉の清水を沸かすを常とし飲む人は霊憾を覚ゆると云ふ
重量 八拾貫
昭和拾参年一月二日起工
昭和拾参年五月十日竣工
**********************************
神泉で点てたお茶を頂戴してみたいものです。茶を学ぶものとしてはこういう出会いがなんとも嬉しい。



 いつか上げ馬神事を実際に見ることが叶いますように。
 とてもいいお参りをさせて頂きました。ご縁に感謝。


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2 コメント

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行ける時に・・・ (春旦)
2019-10-06 09:33:08
その祭りTVで拝見したことがあります
上から見たらこんな坂なのですか?
相当の勢いがないと登れませんねぇ~?
わたしは山口の八坂神社の鷺舞と熊本の山鹿の灯籠祭りを観てみたいと思いながら今だにゆけていません!
隣の県なのに・・・いつでも行けると思うと逆にゆけない
チャンスをのがしてはいけませんね?
福龍茶釜・・・霊験をわたしも感じてみたい!
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行けるとき?! (m-tamago)
2019-10-07 15:22:38
春旦さん、こんにちは。
お祭り、そうなんです、TVでやっていて私も目にはしていたんです。でも、坂じゃなかった。人間は走っても登れませんよ~。

山口と熊本のお祭り、いいですね。日本には本当に各地に素敵なお祭りがあって、よほど意識しないと全部は見切れないでしょうね。。。。
私も奈良のお水取りには是非行ってみたいのですが、寒さに耐えられるでしょうか~。

福龍茶釜、大きくて、立派です。抹茶のお味も格別でしょうね。
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