茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

三重紀行 アクアイグニス

2019-10-02 22:56:18 | 旅先にて
 関東に来るときには是非連絡してねと約束し、楽しく過ごした友人宅を後にして、次の目的地を目指す。朝からあいにくの雨で、ロープウエイで山に登ろうといっていた計画はお流れに。さて、どこか行くところがあるかな?とネットを駆使して見つけたのが”アクアイグニス”。こういっては失礼だが、写真には田舎の雰囲気にそぐわない現代風のスタイリッシュな建物、辻口博啓のスイーツのお店。はてさてどんなところだろう? 

広々とした場所に平屋が広がり、既に沢山の車が駐車していた。雨のせいもあるのだろうか。 
 
 ”アクアイグニス”は『癒し』と『食』の複合温泉リゾートとして、三重県菰野町、湯の山温泉に誕生。辻口博啓のスイーツと石窯パン・奥田政行のイタリアン2店舗・笠原将弘の和食・源泉100%掛け流しの温泉・宿泊棟・離れ宿・苺ハウスなど、様々な施設が集まってできている。
 その名前の由来は、
「ラテン語でアクアは水、イグニスは火を意味します。
水と火を対置させた「アクア×イグニス」は、大地で育まれた温泉、食材、そして男女を表しています。
水と火で表される男女のイメージは、古くから菰野町に伝わる折り鶴伝説と共鳴し、
トップパティシエ辻口氏によるスイーツを媒介にしたロマンスから、天才イタリアンシェフ奥田氏のイタリアンによる宴、日本料理の達人笠原氏の和食による家族の団欒へと、施設全体を関係づける基本軸となります。」
<アクアイグニスHP>
https://aquaignis.jp/
<折り鶴伝説>三重の昔話
https://www.kankomie.or.jp/mMukashi/
 
 私たちはまずおいしいスィーツを頂くことに。「コンフィチュールアッシュ」。
 どれもおいしそうなケーキで、しかもリーズナブル。コーヒーもかしこまらず紙コップです。
3人で違う種類を選び、堪能。一人2つずつケーキを選んでいる方たちもいらっしゃいました。気持ちわかる!


 カフェの隣はお土産のお菓子がたくさん。私が気に入ったのは”苺一笑”。何と読むかわかりますか?
”いちごいちえ”です。私が訪ねた時期はまだ苺の時期。
 茶人としては”一期一会”、というところでヒット。


 ちょっと仕事をするという主人をカフェにおいて、私と子供はアクアイグニス内を探検。
パン屋さんの「マリアージュ ドゥ ファリーヌ」でお昼を調達した。どのパンもおいしそうで迷いに迷う。食パンもいろいろな種類があって、お徳用のパンミミを切り落とした詰め合わせを購入。これが、大当たり!

 次におしゃれな雑貨店へ。”ひとしずく”という茶器、なかなかオシャレじゃありませんか?
 同じお店で”百年乃茶”と名付けられた煎茶を発見。樹齢百年を超える茶の樹からできたお茶。今はお茶の樹はほとんどが挿し木から育てられるそうですが、この煎茶の樹は一粒の茶の種から育てられ、百年以上、毎年新しい芽を出し続けている樹だとか。野性味のあるむかしの茶、自然のエネルギーに満ちた長寿の茶、ということで、義母のお土産に。

 温泉宿に泊まる予定だったので、こちらでは入らず、早めに宿へ。今度来た時には温泉も楽しんでみたいなあ。ともあれ、思いがけずおいしいスイーツとパンを堪能し、満足満足の一日でありました。
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2 コメント

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陰陽五行・・・ (春旦)
2019-10-06 09:43:30
水と火・・・まるで陰陽五行の世界ですね
ケーキは私の大好きなモンブランケ~キ・・・2個はいただきたい・・・笑
苺一笑・・・これはいい!
茶人の心をくすぐりましたね
お薄器だったのでしょうか「ひとしずく」・・・一滴水
茶道をしていてよかったですねぇ~!
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陰陽五行 (m-tamago)
2019-10-07 15:28:03
春旦さん、最近日本も自然をテーマとしたものが増えてきましたよね。

モンブランケーキ、私も好きです。ショートケーキの次に。

茶道に関わるものや名称をみるとついつい食いついてしまいます。意識しているからでしょうか、そういうものによく出会えるようになりましたよ!

陰陽五行といえば、今年も10月になって中置の季節、五行棚のお稽古もありますね。
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