茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

2008-06-20 21:08:52 | m-tamagoの物想い
 2008年、2009年は日本とオランダにとって記念すべき年なのだそうです。2008年は外交関係を築いてから150年、2009年は通商関係を築いてから400年。そして、横浜市は2009年に開港150周年を迎えるとのことで、様々な行事が行われるようです。
 そのひとつとして、オランダ最高峰のオーケストラのひとつ、ロッテルダム・フィルハーモニーが来日、久しぶりに美しい音楽に酔いしれてきました。
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
http://www.rpho.nl/

 指揮者のヤニク・ネゼ=セガンは、今年8月から管弦楽団の音楽監督に就任することを記念しての初来日。カナダ・モントリオール生まれで、ケベック州立高等音楽学院モントリオール校でアニシア・カンボスにピアノを師事、指揮、作曲、室内楽を学び、多くの著名な指揮者のもとで研鑽を積んできた。これまで、モントリオール・グランド・メトロポリタン管弦楽団の音楽監督をつとめていたとか。
 32歳の若手で、ヨーロッパの一流楽団とも共演を重ね、これからの活躍が楽しみだ。小柄ながら、ダイナミックな指揮を見せてくれた。楽団員に向けられる笑顔も印象的で、音楽を心底楽しみながら指揮をしていると感じられたのがとてもよかった。そのせいか、楽団もとても温かくまとまった音を出しているような気がした。

 ピアノ奏者のユンディ・リは、1982年中国重慶生まれで、2000年の第14回ショパン国際ピアノコンクールで15年ぶりの第一位優勝を勝ち取り、初の中国人優勝者として有名になったそう。様々な楽団と共演し、評価の高いピアニストだとか。音楽事情に疎い私は全く知りませんでしたが、会場にはリ氏を目当てに駆け付けた方も多かった様子。韓流スターかと思うような端正な顔立ち、初々しい様子で舞台に現れた彼は、すばらしい演奏を聞かせてくれました。指がよくあんなに動くものだと感動。しなやかで力強い演奏は聴衆を魅了し、中休みには、多くの人が彼のCDを買い求める姿が。演奏会後のCDサイン会はさぞ盛況だったことでしょう。

 数年前に訪れたオランダでは、コンセルトヘボーオーケストラの演奏会に足を運びました。天井の高い美しい会場に一歩入ったとたん、優雅な気持ちになりました。コンセルトヘボーオーケストラは、ウイーン、ベルリンと並んで世界三大オーケストラとも言われており、素晴らしい雰囲気の中、素敵な演奏を楽しみました。オランダは、美術館も充実しており、文化芸術を楽しみたい方には楽しい国だと思います。

 いい音楽を聞いて、オランダにはまだまだ知らない魅力がいっぱいと感じ、またゆっくり訪れたいなあと思いながら家路についたのでした。

 
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2 コメント

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あれ? ブルーナさん? (うきき)
2008-06-21 15:34:48
右側のパンフレットに目がとまったのですが、
ディック・ブルーナさんのイラストですね?
(大好きなのです)
この方はオランダの方なの?
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ブルーナさん (m-tamago)
2008-06-27 10:34:34
うききちゃん、こんにちは。
そうそう、その通り、ミッフィーちゃんの生みの親、ディック・ブルーナさんの絵だよ。
私も大好きでオランダに行った時は絵葉書をたくさん買ってきました。オランダ出身の方なのよ~。
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