1月も最終日となり、話題としては遅くなりますが、先日、読売新聞の皇室ダイアリーというコラムの中で気になる記事を発見し、ご紹介したくなりました。
裏千家の初釜では、花びら餅と呼ばれるお菓子がふるまわれます。この時期だけのお菓子。茶道を習っていない方にはご縁がないかと思いますが、最近は関東の和菓子やさんでも、1月の限られた時期に扱いがあるようになりました。この花びら餅の大元は天皇家にあり、以下にご紹介するのはそれに関する記事でした。花びら餅の元となる菱葩は今も天皇家でお正月に食される大切な食べ物のようです。天皇家の儀式や慣習を垣間見ると日本のあらゆるルーツにつながる気がします。興味深いですね。
以下引用********
皇室ダイアリー No.80 両陛下 1月23日版
新年行事が一段落すると、天皇、皇后両陛下が改めてご家族を招き、ふるまわれる正月料理がある。
三が日の朝にお二人で召し上がった「御祝先付(おいわいさきづけ)」。かつて三が日には食事ごとに「御祝御膳」が出されていたが、新年行事で夕食時だけとなり、御祝御膳に先立つ別の献立が御祝先付と呼ばれるようになった。
次のような献立だ。
【本膳】付焼小串鰤=鰤の照り焼き、浅々大根=大根の塩漬け、菱葩=花びらもち。丸もちに菱もちを重ね、甘く煮たゴボウを置いて白みそをからめる。丸もちは真ん中で折り、和紙にはさんでお膳に載せる
【二の膳】割伊勢海老=伊勢海老の塩ゆで。手前に塩を盛る、福目煮勝栗=甘く煮た栗、雉子酒=雉子の切り身入り温酒、潮仕立て蛤吸=潮汁。口の開いた蛤2個を交差させる
【お福茶】小梅入り抹茶
料理の中心は菱葩。江戸時代中期の桜町天皇の頃から元旦に食べるようになり、白もちは梅の花を象徴し、ゴボウは精力増強、みそは体内調整の意味がある。
正月のお膳に菱葩が並ぶのは両陛下と皇太子ご一家だけ。両陛下は、秋篠宮さまや黒田清子さんたちにも慣れ親しんだ味をという親心から、ご家族で囲む機会を作られているという。
(編集委員 井上 茂男)
***********************************
添付写真はこの記事に載っていたものをお借りしています。お膳の写真があり、菱葩の様子も見られます。少し見づらいかもしれませんがご容赦下さい。
今年は食べそこなってしまった花びら餅でしたが、この記事を見て、以前の記事やネットを検索して、ちょっと初釜気分を味わいました。
皆様はどんな初釜でしたか。今年は私はお休みですが、今年もお稽古が始まりましたね。楽しみつつ精進なさってください。
<弊ブログより>
花びら餅
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/df0f3565b5e803f2f7cdf09857891624
和菓子の銘 睦月
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/ab6457860474ec03d21f6dc4864ea2b7
初釜
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/528e72f8a8e88a45930393fbb676d243
<ネット検索>
各流派の初釜に使用される菓子について
http://www.kyogashi.or.jp/saijiki/02.html
川端道喜の花びら餅
http://www.wakanaya.co.jp/WakanayaFiles/pages/january.html
裏千家の初釜では、花びら餅と呼ばれるお菓子がふるまわれます。この時期だけのお菓子。茶道を習っていない方にはご縁がないかと思いますが、最近は関東の和菓子やさんでも、1月の限られた時期に扱いがあるようになりました。この花びら餅の大元は天皇家にあり、以下にご紹介するのはそれに関する記事でした。花びら餅の元となる菱葩は今も天皇家でお正月に食される大切な食べ物のようです。天皇家の儀式や慣習を垣間見ると日本のあらゆるルーツにつながる気がします。興味深いですね。
以下引用********
皇室ダイアリー No.80 両陛下 1月23日版
新年行事が一段落すると、天皇、皇后両陛下が改めてご家族を招き、ふるまわれる正月料理がある。
三が日の朝にお二人で召し上がった「御祝先付(おいわいさきづけ)」。かつて三が日には食事ごとに「御祝御膳」が出されていたが、新年行事で夕食時だけとなり、御祝御膳に先立つ別の献立が御祝先付と呼ばれるようになった。
次のような献立だ。
【本膳】付焼小串鰤=鰤の照り焼き、浅々大根=大根の塩漬け、菱葩=花びらもち。丸もちに菱もちを重ね、甘く煮たゴボウを置いて白みそをからめる。丸もちは真ん中で折り、和紙にはさんでお膳に載せる
【二の膳】割伊勢海老=伊勢海老の塩ゆで。手前に塩を盛る、福目煮勝栗=甘く煮た栗、雉子酒=雉子の切り身入り温酒、潮仕立て蛤吸=潮汁。口の開いた蛤2個を交差させる
【お福茶】小梅入り抹茶
料理の中心は菱葩。江戸時代中期の桜町天皇の頃から元旦に食べるようになり、白もちは梅の花を象徴し、ゴボウは精力増強、みそは体内調整の意味がある。
正月のお膳に菱葩が並ぶのは両陛下と皇太子ご一家だけ。両陛下は、秋篠宮さまや黒田清子さんたちにも慣れ親しんだ味をという親心から、ご家族で囲む機会を作られているという。
(編集委員 井上 茂男)
***********************************
添付写真はこの記事に載っていたものをお借りしています。お膳の写真があり、菱葩の様子も見られます。少し見づらいかもしれませんがご容赦下さい。
今年は食べそこなってしまった花びら餅でしたが、この記事を見て、以前の記事やネットを検索して、ちょっと初釜気分を味わいました。
皆様はどんな初釜でしたか。今年は私はお休みですが、今年もお稽古が始まりましたね。楽しみつつ精進なさってください。
<弊ブログより>
花びら餅
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/df0f3565b5e803f2f7cdf09857891624
和菓子の銘 睦月
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/ab6457860474ec03d21f6dc4864ea2b7
初釜
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/528e72f8a8e88a45930393fbb676d243
<ネット検索>
各流派の初釜に使用される菓子について
http://www.kyogashi.or.jp/saijiki/02.html
川端道喜の花びら餅
http://www.wakanaya.co.jp/WakanayaFiles/pages/january.html
わたしの独断でしたが…先生も別にダメともおっしゃらず…
花びら餅は天皇家に歴史があったのですね~
真ん中にごぼうが刺してあり、餡がピンクで初春を感じて大好きでした
今はわたしも稽古場を離れ、薯蕷饅頭が主流なようです
初釜向きの春を感じるすてきなお菓子ですね
いつも、楽しく拝見しております。
花びらもち、はじめて食べたときは、お味噌の風味に違和感を感じたのですが、年々おいしく感じるようになってきました。まだ3回しか食べたことがないのですが、これからずっと毎年食べられるといいな、と思います。
tamagoさんも来年は食べられると良いですね!
それでは~
お返事遅くなりすみません。
川端道喜の「おためし」、ネット検索していて発見。私も食べてみたい~と思っています。
時期のもの、しかも数も少ないですし、手に入れるには、相当気合いをいれるか、頂き物を期待するかしかなさそうです。
ご縁があればそのうちに?
楽しみは気長に待つことにしましょうか。
お返事遅くなりすみません。
流派に問わず、おいしいお菓子はいいですよね!各流派の特別なお菓子も知る機会があると興味深く美味しそうでいいなあと思います。
花びら餅は本当に春らしい福々しいお菓子ですよね。あれを頂くとお正月だあと特別な幸せな気分になります。今年は初釜も欠席だし、食べそこなってしまいましたが~。
薯蕷饅頭も私も大好きなお菓子のひとつです。ベーシックでおいしいですよね。餡と皮のハーモニーがなんともいえません。
洋菓子も好きだけれど、和菓子って素敵と年を重ねてつくづく思う今日この頃です。
コメントありがとうございます
。
確かに花びら餅のお味噌の風味は最初に口にすると食べなれないこともあってか不思議な感じがしますね。私もそうでした。
毎年決まって食べられるお菓子があるってなんだか素敵と思っています。
私も花びら餅は年に1個、お正月に食べようと思いながら、今年は慌ただしくてすっかり食べそこなってしまいました(涙)。
今後とも気軽にコメント下さい。