唐子茶碗

　７月の初めにお茶の先生のところにご挨拶に行ってきました。昨年１２月に最後のお稽古をつけて頂いてから７か月弱、何度か電話でお話することはありましたが、実際お目にかかって先生の変わらぬ姿に安心し、社中の皆様もそれぞれにご健在で、嬉しいひとときでした。
　ちょうどお稽古も終わりかけの頃、最後のお点前の方が葉蓋と名水のお稽古をなさっていました。床の間を拝見し、花を見、お点前を見、濃茶と薄茶を御馳走になり、ああ、もうそんな時期だったと、久しぶりにゆっくりと季節を味わった気がしました。
夏のお点前
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/8c31773651e4968206235acd1fff8267
平水指と平茶碗
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/4f6b40d605528430709fa32709c0357b

　先生は、あきるといけないからと娘のためにおもちゃを用意し、私にはお祝いにお茶碗を下さいました。かわいらしい唐子の描かれたたっぷりとしたお茶碗。娘が抹茶を飲めるようになったら初点てして飲ませ、末永く大切に使うつもりです。
　結婚の際には、先生から赤の楽茶碗を頂き、他にもブログや中高時代の友人からも香合や茶入といった茶道具のお祝いを頂戴しました。どれもまだしまわれていますが、時がきたら、これらを使って茶事をしたいと考えています。茶道を続けていたことによって頂いたお祝い品というのはまた格別な思いがあります。

　しばらくお茶と離れて皆さんのお点前を拝見していたら、自分が点前や雰囲気からとても遠く感じられて少々焦りました。やはり実際にその場に行き、手を動かしておかないとどんどん感覚が鈍っていくようです。育児にも少しだけ余裕も出てきたので、点前の教本など手近なところにおいて空いた時間に見てイメージトレーニングだけでもしておかなくてはと思いました。

　暑い夏、平茶碗、平水指、ガラスの器、葉蓋、名水、茶道の世界でも様々に夏を楽しむ季節ですね。
　更新が滞りがちで、皆様のところへもなかなか伺えませんが、元気にやっております。皆様もお体お大切にお過ごしください。