茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

BEACH

2020-06-02 15:40:11 | m-tamagoの物想い
米国発の言葉『BEACH』

海辺、ではありませんよ。

既にご存知の方も多いかもしれませんが、
日本よりもコロナの感染拡大し、封鎖を行っていた米国で、
コロナによる打撃の大きかった業界として『BEACH』が取り上げられました。

『BEACH』とは頭文字からきています。

◎ B・・・Booking 予約サイト

 楽天トラベル、じゃらん、ホットペッパー、食べログなど旅行や飲食店の予約サイトのこと。確かにコロナで飲食・旅行・出張の自粛が叫ばれる中、使うことがなくなりました。

◎ E・・・Entertainment  エンタメ業界

 2月後半からディズニーはもちろんUSJなど他の遊園地は閉鎖、4月に緊急事態宣言が出てからは映画館、イベント会場、ライブも閉鎖、自粛になりました。 
 テレビ局も、番組制作ができず、新しいドラマも放映中止になったり、オンラインで行ったりするようになりました。
 音楽や演劇なども無観客でオンライン配信したり。
 ソーシャルディスタンスが常識になっていくとしたら、これらの業界は今後どう営業していくのか。

◎ A・・・Airlines  航空産業

 世界各国で封鎖が行われているため海外旅行や海外出張などもありません。
日本では、ANAやJALも大幅な減便で急速な収益悪化を招いています。
航空に限らず、行動制限を受ける中で、新幹線や在来線など移動を伴うものは全て厳しくなるはずで、なくなりはしないでしょうが、再編はあるかもしれません。実際海外では、破産したAirlineもあります。
 
◎ C・・・Cruises & Casinos  クルーズやカジノ

 ダイヤモンドプリンセス号などでの状況を見ると、クルーズに優雅でお洒落、高級といったイメージはなくなり、憧れの気持ちが無くなってしまった・・・それどころか、何かあったら閉じ込められる、逃げ場がないというイメージがついてしまいました。
 カジノやパチンコも3密の環境ですから、コロナで人との距離感に敏感になると価値観は変わりそうです。

◎ H・・・Hotel   宿泊

 外出制限により行きたくても旅行に出かけられないし、海外からのお客さんも見込まれなくなりました。制限が解除されても、なかなかすぐに遠くに旅行に行こうということには意識が向きません。コロナのワクチンができるなど安心した環境にならないと人の流れが元の水準まで戻るには相当な時間がかかると思われます。


 私もこれらの業界を応援していきたいと思いますが、何かしら進化していくことが生き残りへのキーになるかと思います。


 仕事をバリバリこなす友人曰く、

 今は2つのウィルスが存在する。
 コロナ と 経済的ピンチ。

 そして、今必要なのは、緊急事態宣言が解除されたからと言ってコロナがなくなったわけではなく、危機は続いていることをしっかり認識すること。

 ただ大丈夫と楽観していてもよくなる状況ではない。
 楽観バイアスを断ち切って、最悪を想定して行動し、回避する努力をし、それができたらラッキーと考えるというポジティブさを持つべき。
 
 まだ第二波は来る。

 逆風にしろ順風にしろ、風が吹いている時は、チャンスがある。だから、今が行動するとき、と。


 実際、コロナで活性化している業種もあり、コロナだからと諦めずに知恵を絞って様々なサービスも生まれてきています。

 想定外のことがおこり得る時代、これまでの常識が通じないこれからの時代は、常識を疑い、自分なりに考えを巡らし、どう行動するかを考えられる人間が生き残っていくのだろうと改めて思いました。




 残念ながら、今回のコロナの騒ぎで、国の脆弱さが露呈してしまいました。


◎ アベノマスクはこない

 我が家は東京に隣接していますが、政府の発表があってから2か月も経ったのに、マスクは未だに手元に届きません。もう、今や近所でマスクは簡単に購入できる状況。
 6/1の朝日新聞一面で、アベノマスクの迷走ぶり、無計画ぶりが載っていて、がっかり。

◎ 10万円給付はどうなった?

 個人ナンバーカードがあればすぐにでも給付という話がありましたが、結局ほとんど機能せず、オンライン申請は中止になった県が多数。個人ナンバーカードも制度として中途半端なままで活用しきれませんでした。
 結局郵送で手書きでの手続きになりましたが、まだ我が家には届きません。今週届いたとしても、返送してチェックして振込となれば、まだ先の話です。
 今の時代に、手書き??と、行政のオンライン化の遅れに今更ながらびっくり。
 すぐにでも現金を手にしたい方には遅すぎるスピード感です。

 給付金は勿論有り難いのですが、もし一時しのげたとしても、その先は自分で対策していかなければなりません。しかも、10万円という金額はいまの時代、本当に困っている人が生活し、自立をはかるには少なすぎます。

 そして、これらの給付金は、いうなれば国の借金、いつか、私たちが返していかなければならないお金でしょう。補正予算も借金で今をしのいでいるだけなわけで。

 本当に困っている人には配布し、それ以外は纏まった金額で、日本が活性化するための施策をとることが政治の役割なのではないかと思います。

 今、子供と日本の憲法、税制について自習していますが、日本の借金を知るとそら恐ろしくなります。


◎ 子供たちの教育の遅れ

 やっと学校もはじまりました(といっても週1~2回とか、2時間だけとか)が、約3か月のブランク。
 小中学校は平等な教育水準の提供がベースなはずですが、今後どうしていくのか文部科学省から統一した対策は聞こえてきません。
 今回のコロナで、各学校・先生や各家庭で対応が違っています。教育格差は今後益々開いていくのではないでしょうか。

 これだけ世界ではITが盛んなのに、日本は国としてオンライン授業がすぐできるような環境づくりが全く進んでいないことにも驚きました。古いパソコンをかき集めて子供たちに一人一台貸出して使えるようにするとか、WIFI環境を整えるとか、選りすぐりの先生の授業を撮影して統一した授業内容を全国の学校に提供するとか、テレビで配信するとか、できないのかしらと個人的には考えていました。
 早急に、未来の子供たちに平等かつ最新の情報と技術を提供できるようにならなければ、これから日本は先細っていってしまうのではないでしょうか。


 どれも、しっかりと検討したうえでビジョンをもって進めること、
そのうえで”スピード”が大事。
 
 イザという時にどうするか、今後は危機管理ということが国、家庭、個人にとって生き残っていくキーワードなのかも。

 自分なりに違和感をもっていること、問題と思えることをしっかり考えて行動していかなければと、思いつくまま色々な考えを巡らしました。

 皆で知恵を出し合って、それぞれが行動し、よりよい未来にしたいですね。

 小さな力ですが、私自身もできることから頑張ります。


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