外山滋比古 著 「こうやって、考える」
子供が日記で、ぼーっとするのも大事じゃないかと書いた時、
担任の先生から薦められた本。
発想力や思考力を磨くヒントになるような箴言集。
第七章から成る。
第一章 発想力を鍛えるヒント
第二章 思考のプロセス
第三章 思考力を高める方法
第四章 知性を磨く生活
第五章 思考につながる読書
第六章 発想が豊かになる”おしゃべり”
第七章 未来を創るヒント
この間、「ミライの授業」をご紹介しましたが、
ここでもまた第七章に”未来を創るヒント”という項目が。
人間はいつの時代もミライをどう生きるかということを考えているのですね。
この本を読んで、私の心にキャッチされた言葉たちをご紹介します。
人によって、また読んだタイミングによっても、心に響く言葉は違うと思うので、
ご興味ありましたら、皆様も読んでみて下さい。
簡単に、楽しく読むことができます。
◎ おどろく心を維持する
◎ 思い付きを大事にする
◎ 忘れることを怖れない
◎ 思考の深化を待つ
◎ 書く衝動を逃さない
◎ 思考を切り換える
◎ ヒマな時間をもつ
◎ 頭以外を使う
◎ ”おしゃべり”で賢くなる
◎ 異文化を取り込む
◎ コミュニケーションの多元性を確保する
ちなみに、”未来を創るヒント”では、
話し聴く能力を育てる、文字の組み方から意識する、
活字により失われたモノに思いを馳せる、見えないものの価値を知る、
新聞記事を真に受けない、机を高くする、散歩をスポーツに、
生得的可能性を取り戻す、貧困から学ぶ、借りものの知恵に頼りすぎない、
ないものねだりに陥らない、歴史の実体を知る、新しい時代に耐えうる人間になる、
人間と機械で住み分ける
という言葉が並んでいました。
人間の頭は、倉庫の役割と新しいことを考え出す工場の役割があって、
新しいものを生み出すためには、整理、つまり忘却が大事、
倉庫の役目はコンピュータに任せて、人間の頭は知的工場に重点をおくようにするのが
これからの方向である、と。
最近、忘れることが増えてきた私にとっては心強い言葉であります。
いやいや、忘れるばかりじゃだめで、新しいものを生み出せるように空いた頭で考えないと!( ´艸`)
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この著者 外山滋比古さんの「思考の整理学」という本は、東大・京大で一番読まれた本として200万部を超えるベストセラーとなっているそうです。
この機会に読んでみようと思っています。
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この本も読みたくなってしまいました。
ミライの授業もまだ読み終わっていないのに、これは困った・・・でも、読んで見たい本ですね。
役立ちそうな素敵な情報ありがとうございました。
ミライの授業も面白かったですが、こちらは、気づかされる言葉が沢山という感じでした。
こちらこそ、いつもありがとうございます。
私も”本棚の中から”を楽しみにしています。