皆様、11月も中旬となり、もうお稽古場で炉開きや茶事など終わった頃でしょうか。私は11月1日に早々に終わりました。毎年のことながら、口切を済ませた後、先生お手製のお汁粉を頂き、おいしい濃茶を飲むのが何より楽しみなのであります。今年もまた無事に炉開き、そして年末になっていくなあと嬉しく感じました。
社中では、炉開きの日は、茶事形式でお稽古が行われます。
朝お稽古場に行くと、整えられた炉が目に飛び込んできました。久しぶりに見る炉に清々しさを感じながら、埋め香をし、湿し灰をまき、下火を入れた時、なんとも温かな、心改まる気持ちがしました。初炭の準備をして、炭の立派さ、大きさに今更ながら驚きます。冬が来たと思いました。
まず口切、初炭、懐石は省略して、お汁粉(主菓子)を頂き、おいしい濃茶を皆で頂き、その後はそれぞれのお稽古です。お稽古の合間には、それぞれ茶壷の紐結びの勉強をします。紐結びのお稽古は一年に一度のことで、今年はどうだろうかと不安でしたが、2年前の口切茶事で茶壺の扱いを十分勉強させて頂いたお蔭でしょうか、触りだすと手が自然に動きました。やはりこればかりは何度も結んで手に覚えさせるしかないようです。他の社中の方々も年経るごとに短時間で結べるようになっているように思います。一年に一度のことでも積み重ねが大切であると感じます。
<参考>茶壷の結び
真
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/a6bc8e0c1692847aff35fa9006ed5279
行
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/2a2732cf5147145e4ca808851d869ae2
草
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/ce3fd01f45644e95f3f38a5fa78c3868
口切の割稽古としては、小習十六カ条にある壺荘(つぼかざり)があります。茶壺を席中にかざっておき、客が拝見を請う作法です。その際の注意としては、
1.茶壷を床の間にかざる。壺の格により、上座、下座とかざる位置がきまる。
2.茶壷の正面を必ずあらためること。
3.拝見の際、客は茶壺に湿気が回らないよう指先で茶壺をもつようにする。
以上のようなことでしょうか。
茶事では、壺を拝見するだけでなく、壺の口を切り、中から濃茶・薄茶を取り出す作業も行われます。2年前の茶事にて、着物で、普段使いなれない小刀を使って口を切り、糊を使って和紙で口を封じるのもやってみて初めて難しいものだと感じたことでした。いつかまた客として、亭主として口切茶事を経験したい、様々な経験と年月を重ねた後での口切茶事は、また違った驚きと喜びをもたらしてくれることと思います。
炉開き
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/ad98c082923c2b8efa4a29f49569ef51
口切
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/c55e848eb4c8c1c840ea79ebc21fe79a
さて、次のお稽古は炉での四カ伝、相伝と続きます。風炉から炉への切り替え時期はあたふたしがち、復習を始めなくては。
社中では、炉開きの日は、茶事形式でお稽古が行われます。
朝お稽古場に行くと、整えられた炉が目に飛び込んできました。久しぶりに見る炉に清々しさを感じながら、埋め香をし、湿し灰をまき、下火を入れた時、なんとも温かな、心改まる気持ちがしました。初炭の準備をして、炭の立派さ、大きさに今更ながら驚きます。冬が来たと思いました。
まず口切、初炭、懐石は省略して、お汁粉(主菓子)を頂き、おいしい濃茶を皆で頂き、その後はそれぞれのお稽古です。お稽古の合間には、それぞれ茶壷の紐結びの勉強をします。紐結びのお稽古は一年に一度のことで、今年はどうだろうかと不安でしたが、2年前の口切茶事で茶壺の扱いを十分勉強させて頂いたお蔭でしょうか、触りだすと手が自然に動きました。やはりこればかりは何度も結んで手に覚えさせるしかないようです。他の社中の方々も年経るごとに短時間で結べるようになっているように思います。一年に一度のことでも積み重ねが大切であると感じます。
<参考>茶壷の結び
真
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/a6bc8e0c1692847aff35fa9006ed5279
行
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/2a2732cf5147145e4ca808851d869ae2
草
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/ce3fd01f45644e95f3f38a5fa78c3868
口切の割稽古としては、小習十六カ条にある壺荘(つぼかざり)があります。茶壺を席中にかざっておき、客が拝見を請う作法です。その際の注意としては、
1.茶壷を床の間にかざる。壺の格により、上座、下座とかざる位置がきまる。
2.茶壷の正面を必ずあらためること。
3.拝見の際、客は茶壺に湿気が回らないよう指先で茶壺をもつようにする。
以上のようなことでしょうか。
茶事では、壺を拝見するだけでなく、壺の口を切り、中から濃茶・薄茶を取り出す作業も行われます。2年前の茶事にて、着物で、普段使いなれない小刀を使って口を切り、糊を使って和紙で口を封じるのもやってみて初めて難しいものだと感じたことでした。いつかまた客として、亭主として口切茶事を経験したい、様々な経験と年月を重ねた後での口切茶事は、また違った驚きと喜びをもたらしてくれることと思います。
炉開き
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/ad98c082923c2b8efa4a29f49569ef51
口切
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/c55e848eb4c8c1c840ea79ebc21fe79a
さて、次のお稽古は炉での四カ伝、相伝と続きます。風炉から炉への切り替え時期はあたふたしがち、復習を始めなくては。
習事八箇条・飾物五箇条に分けて相伝することになっています。
私もやっと飾物に進み、初めて壷飾のお稽古をさせて戴きました。
飾り緒の真行草も、お裏さんは少し異なるのですね。表は、真の乳緒・長緒、行の乳緒・長緒・草の取り緒・口緒があります。
お裏さんの草=表の行の乳緒と、行=真の乳緒と、真=真の長緒と同じようです。
私の稽古したのは、一番簡単な草の口緒でしたが、それでも
輪が左になるように結ぶのに苦労してしまいました^^;
表と裏では微妙に違うところが本当に面白いですね。
表さんの壺飾りの際の紐結びを絵図で見たことがありますが、2種類あって、裏より難しかったような。
今は流派で統一されたものがあるのでしょうが、昔はもっと様々な結び方があったのでしょうね。封じるということが目的だったのでしょうから。
結ぶということを見ただけでも日本文化の奥深さを感じます。
同じように先生のお汁粉が頂けるのですね。
先生がお点前も見せて下さるというのはいい勉強になりますね。わが社中も昔はそうだったのですが、今は足がお悪いので。
炉開きでいつもお詰めをなさるということは随分経験を積まれている方とお見受けしました。
練習用の茶壷にいれたお茶 もう六年経ちましたが
鮮やかさはなくなりましたが まだ緑色で茶色に変色していません。
まだまだこのお茶 練習用に使用するつもりです(笑)
練習用に入れたお茶が6年経っても変色しないのですか!すごい密閉力ですね。
焼き物の壺ってこまかい穴があってそこから空気も微妙に通しているらしいですね。
昔の人の知恵、自然の力はすごいってことですね~。