国民総幸福量って知ってますか?
私は「資本主義はなぜ自壊したのか」中谷巌著、それとたまたまま
日経新聞4月1日夕刊で経済学者の佐和隆光氏が国民総幸福量
と経済学者が説明をしています。
国民総幸福量(Gross National Happiness GNH)とは、1972年に、
ブータン国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクが提唱した
「国民全体の幸福度」を示す”尺度”である。
国民総幸福感(こくみんそうこうふくかん)とも呼ばれ、
ブータン政府のスローガンとなっている。
国民総生産(Gross National Product GNP)で示されるような、
金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、
精神的な豊かさ、つまり幸福を目指すべきだとする
考えから生まれたものである。
2007年に初めて行われたブータン政府による国政調査では
「あなたは今幸せか」という問いに対し9割が「幸福」と回答した。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
二人の経済学者とも江戸末期日本に来た外国人が
日本人は生活は質素だが、礼儀正しく、穏やかで、
好奇心旺盛、地的で幸せそうだと驚いた話を紹介している。
なんで今経済学者がそんなことをいうのか?
1972年30年も前にブータンで実践されている「国民総幸福量」
について?
経済学者の人達がグローバル資本主義、新自由主義について
痛烈な反省を始めたということなんでしょうね。
私たちも経済が発展していくことが日本が豊になることだという
共通の価値観として持ってきたことについて
少し見直しをしてみる必要がありますね。
大きな社会のうねり、動きをいまさらどうすることもできませんが、
一人一人が考えることは自由だし、自分の生活をちょっと
見直してみるべきかもしれません。
そんな意味で冒頭紹介した「資本主義はなぜ自壊したのか」
はこの辺の資本主義のながれがよく分かります。
またキューバの医療制度、ブータンの国についても
私がいままで理解していなかった事実を教えてくれます。
こういうオピニオンリーダーの人にはもっと前にこんなことを
指摘したり、発言してもらいたかったですけどね。
GNPもGDPも拡大至上主義の数値化ですが、地球規模で市場の限界が見えてきているのに、この先、どこまで追い求めようというのでしょうか?
そんな感じに思います。
GNPもGDPも拡大至上主義の数値化ですが、地球規模で市場の限界が見えてきているのに、この先、どこまで追い求めようというのでしょうか?
そんな感じに思います。