ユングの心理学

「ユング心理学入門」－河合隼雄著－を読んだ。

なかなか私が一言で言うのは無理があります、難しい。
私はフロイトよりユングの考え方の方が受入れやすい。

ユングは自己実現（成長）は 意識、無意識を統合していくことだと
言っています、無意識の世界を意識の世界と同じレベルでとらえたところが
特徴です。この考えは東洋的な発想ですよね。
ユング自身も東洋思想に影響を受けています。 

ユングは図のような意識の構造を考えていて、
「意識」「個人的無意識」「普遍的無意識」

ユングが考える「普遍的無意識」は
個人的ではなく、人類に、むしろ動物にさえ普遍的なもので、
個人の心の真の基礎にあるという。
歴史的ななかでの動物、人類としてもっている意識を言っています。 

面白いですね、この普遍的無意識という考え方。
私はユングの言う、
シンクロニシティ（英語：Synchronicity：意味のある偶然の一致）
につながっているのだと思います。
　原因と結果による因果律によっては解明できないが、
意味のある現象が同時に生じるような場合がある。
こえがシンクロニシティ（同時性）です。
　これは人間の心の現象を取り扱う人は数多くこの現象に出くわすそうです。
まあそういうことを意識すれば、そう感じるのかもしれません。

私は意識の下層にある、「普遍的無意識」とシンクロニシティ等
まだまだ人間が論理的、因果律では計り知れない世界が
あるように思います。
　興味があるし、何か心惹かれるものがありますね。 

ユングは意識と無意識を統合することで自己実現をしていく。
成長をしていくのだと言っています。
無意識（個人的、普遍的）な世界も、もっと勉強したい。

ついでながら、運命論的なものの見方、シンクロニシティ的に
人生を決断することがありますね。
　偶然の出来事が人生に大きな影響を与える、私もオーラソーマ、
占星術、キャリアカウンセラーとか勉強し始めたのも、何か
それなりに出会った人、出会った出来事が影響しています。
いろんな人との出会い、それもある意味シンクロニシティです。

意味のある偶然ですね。

そういえばキャリア理論で「プランドハプンスタンス理論がありますね。
こちらは「計画された偶発性理論」

どちらも同じですよね。
「偶然」というものも大事にして生きていくということですかね。