「質問の本」

私の愛読書に「質問の本」（グレゴリー・ストック著/角川）と言うのがあります。
色々な質問が書いてあるだけなんだけど、落ち込んだ時や暇な時に読み返します。
ある意味究極の選択が多いんですけど、自分を知るのに良いと言うか・・・

たとえば
「今夜、誰とも話をする事なく死ぬ運命にあるとしたら
言っておけば良かったと一番後悔するのは　どんな事ですか？
それを今まで言わなかったのは何故でしょう？」

こんな質問されて、
「そうだよね～・・・明日事故って死ぬかも知れないし、他人事じゃないんだわ。
何で言わないんだろう？」って。それから香は出来るだけ、言うべき事は言っておく事にしました。良い事（感謝や愛情など）も言わないと伝わらないし、悪い事も
本人に言わないと忠告じゃなく陰口になってしまう。言ってから後悔するより言わないで後悔する方が辛いように思えるのです。

もう一つ
「人生をそっくり取り替えたい程、羨ましい人はいますか？
それは誰ですか？」

なんて質問を考えてみて、確かに羨ましい人は沢山いるけど、
それでも人生そのものを取り替えたいとは思わない。
”私の人生は私のもの”って、それによって、自分が幸せな事を再認識したり。

この本の中の質問って極端なものが多いんですけど、問い掛けられる事で
普段あまり考えない事を考えさせられます。
一度だけの人生だから漫然と生きているのではなく、何かを悲観するだけじゃなく、もしかしたら自分で変えられる事って沢山あるんじゃないかな？小さな事から変えられるんじゃないかな？・・・なんて。
そして自分にとって大切な人、大切なものが何なのかも・・・
この本を１０年前に偶然見つけて、今では香にとっては
生きる指針みたいな本なのです（笑）
これに出会う前より、ずっと生きて行くのが楽しくなりました。
もし本屋などで見かけたら、読んでみて下さいね。
多分、沢山の質問のうち、１つは心に引っ掛かるモノがあると思うのです。
それは、人それぞれでしょうけど。
お勧めです（笑）