ルーシェの病気

昨日は久々に下道４００キロのツーリングに行って、
ヘロヘロになって帰って来ました。
いつもと同じく玄関でルーシェがお出迎え。御飯をねだります。
明かりをつけるとゲロがアチコチ・・・
ルーシェは香の帰りが遅いとゲロを吐いて抗議するのです。
・・・・と、ここまでは日常のありふれた光景でした。
しかしPCを立ち上げて掲示板にツーリングの報告をした直後の事です。
ルーシェの顔を見たらヨダレでビシャビシャでした。
布団も何もかも、まるでオシッコを漏らしたみたいに・・・
今日のゲロは抗議じゃないかも知れない・・・
慌てて夜間診療の病院に連れて行き、診察を受けました。
異物を飲みこんだ形跡も無く、口内炎がある訳でもない・・・
血液検査とエコーの結果、「心筋症の疑い」と診断されました。
極初期の段階なので特有の症状は出てませんでしたが・・・
突然死にも繋がる恐ろしい病気です。ショックでした。
ルーシェ自身は食欲もあり見た目は元気なのですが予断を許さない状況です。
今は危ない状態を脱して小康状態です。

動物は人間よりも寿命が短いから、飼う時はあらかじめ、
いずれ来る別れを覚悟しないと飼う資格は無いのかも知れません。
子供の頃から香は常に動物と一緒でした。
実家にいた時は常に犬がいましたし、
実家を出てからは猫やスナネズミ、プレーリードックなどを飼いました。
どの子も可愛くて死に別れは悲しかったけど、
ルーシェは特別なんですよね～・・・
香が今まで生きて来て一番辛い時期に出会って、
毎日ずっと傍にいてくれました。
ルーシェのお陰で正気でいられた事もありました。
たかが猫・・・、たかがペットかも知れません。
でも香にとっては、実の子供のような存在なのです。
ルーシェが苦しんでる姿を見るといたたまれなく
「私の心臓を取り替えてあげたい」と思います。
もしも私の命を削る事でルーシェの寿命が延びるなら、
いくらでも差し出してあげたい。
・・・でも、それは無理なんですよね～・・・
誰かの死に直面するたび、自分の無力さを思い知ります。

でも！ルーシェはまだ死んだ訳じゃなく
私の膝の上で気持ち良さそうに寝ています。
彼にこれから、どれだけの事をしてあげられるのかは解らないけど
出来る限りの精一杯を尽くそうと思います。