闘病日記～退院～

抜糸後は、退院まで、
かなり自由で快適な生活を送れました。
定期的な血液検査と服薬など以外は
本を読んだりフラフラ歩いたり出来ましたし
毎日、家族の誰かは付き添ってくれていたし、
面会謝絶で無くなったので見舞い客も多かったし。
ダーは毎日、夕方には来て付き添ってくれたし。
退屈するかなとも思っていましたが、
何よりチョット何かすると疲れてしまい、
退屈するほど体力が無かった・・・というのもあります(^^；
前半は「この苦しみが永遠に続くのか！？」って
憂鬱になりましたが、後半は退院が名残惜しくなる位(^^；
入院中は何かあればすぐＤｒに診て貰えたのが
退院したらそうはいかないのが不安だったのもありますが
病院のＤｒも看護士さんも、お掃除や調理のスタッフの方々も
皆、親切で本当によくしてくれたんです。
家族や友人が見舞っていない時でも、
常に誰かが様子を見に来てくれていたような感じで
主治医以外のＤｒも、心を配ってくださって有難かったです。
先日、退院後初の外来診察だったのですが
お世話になった病棟の看護士さんの姿を見かけて
ものすごく懐かしくなりました。
たった2週間の入院だったけれど、
とても長い間お世話になっていたような気分です。

退院して自宅に戻るとルーシェが駆け寄ってくれました。
一番見舞って欲しくても叶わなかった相手がルーシェ。
留守をお願いしていた、お義母さんに最初懐かなくて
トイレを我慢したり、お義母さんを威嚇したりで心配したけど
何とか慣れてくれたみたいで良かった。
でもやっぱり寂しかったんだね。
私の傍を離れませんでした。
今回の入院では痛い思いをしたけれど
精神的に得るものがとても大きかったように思えます。
こんな体験しなかったら気づかない事も沢山。
家族との絆もそうだし、友情の有り難さ。
それからダーとの愛も再認識したりして（*^_^*）
入院前より、ずっとずっとラブラブです（爆）

みんな、みんな！
本当にありがとう！！
言葉に出来ない沢山のものを貰って、
私はどうお礼をしたらいいか解らない状態です。
ホントに「ありがとう」しか言えなくてもどかしいです。

でも一番の「お礼」は早く元気になる事ですよね。
だから退院しても気を抜かず、精一杯養生しますね。

快気祝いには地ビールで乾杯したいね！（笑）

闘病日記～入院生活編２～

10月26日

今日からポータブルトイレではなく、病棟のトイレへ。
ほんの数十メートルの距離なのに、歩くのが大変。
点滴の台を杖代わりにして壁沿いに歩く。
普通に歩くと傷に響くので、すり足。
バリアフリーの有り難味を実感すると同時に
自宅へ帰れるのだろうか？と不安になる(^^；
今朝から食事は三分粥

元々お粥がダメなのでフタを開けた途端に吐き気が・・・
おかずだけ食べる事にして弟のゼリーでしのぐ。
昼は5分粥

だんだんチャンとした食事っぽくなってきた！
でもお粥はやっぱりダメ。
なので回診の時に
「どうしてもお粥が食べられないので、
パンとか他のものを食べてもいいでしょうか？」
と聞いてみる。
そうしたら、「じゃ常食にしてみましょう。よく噛んでね」
って！やった～！
親友が旦那様と見舞いに来てくれて
（本当は「面会謝絶」で家族しか面会出来ないのだが
親友は家族としておいた。そんな関係だし。）
ゼリーやプリンの差し入れ。
常食になったので、これも食べられる＼(^ー^*)／ワ～イ

夕飯は「たらちり」だった(-_-;)
せっかく常食になったのに、おかずが食べられない（爆）

ダーが来るまで待って食べて貰った(^^；
「病院食じゃないみたいだ」と驚いていた。

今夜で点滴は終わり。
代わりに明日から内服薬を服用。


10月27日


今日は抜糸。といっても糸ではなく
傷口はホチキスのようなもので留めてある。
処置室などでするのかと思ったら朝の回診時に
ベッドでするそうな・・・看護士さんに
「麻酔は？」と聞くと「ありません」とニッコリ(^^；
見ると怖いのでタオルで顔を隠しておく。
でもお腹が痺れているせいか、チクチク位の痛みだった。
全部で1７針位。細い針金みたいな感じだった。
で、傷口と対面(^^；
思ったより綺麗、というか、すごく綺麗。
切り口は横に10ｃｍ位、皮膚を切った後、
皮膚の下を今度は縦にお臍位まで切り開いて行った
ちょっと特殊な手法。（いわばＴ字に切る感じ？）
これだと、表面の傷は目立たず、中は広くなっているので
縦切りと同じように視野を大きく確保出来るらしい。
術後はすぐホチキスの上を透明なテープで固定され、
その上から包帯で固定していたので、
全く外気に触れていなかったせいで？
想像していたより、ずっと治りが早い。
まだ動くのは怖いし痛いけれど、傷は塞がっていた。
２ｍｍ位の線が横にすぅ～っと入っている程度。
こういう所からも、Ｄｒの腕が伺える。
これなら多分、後になったら
言われないと手術した事も解らないと思う。
これでも一応女ですもの、やっぱり大きな傷跡は辛い。
本当にこの病院にして良かったと実感。



昼食はオムライス♪やっとチャンと食べられる♪

午後からは待ちに待ったシャワー！
ホント長かった～！
22日からだから5日ぶりのシャワー。
傷口は、また透明テープで固定されているので
濡れても大丈夫。シャワーを浴びたら生き返った気がした。
これからは毎日シャワーが浴びられる♪

闘病日記～入院生活編１～

10月24日

怒涛の48時間が過ぎると我慢出来るような傷みに変わった。
看護士さんも「ピーク過ぎれば楽になるから」って
言っていたけど本当だった。
痛いけど呻くような痛みじゃない。
しかし動くのは大変だった。
まずは寝返りの練習。たったそれだけでも大変。
寝返りが出来たら次は起きる練習。
そのままでは起きられないので、
サイドの柵に顎を乗せて上半身を腕で引き上げる感じ。
そして徐々に足をずらして地面に付けて立つ。
立とうとすると激痛が走る。
昨日、尿カテを外して貰う時は、内外の傷の痛みが強くて
動く痛みなんて感じなかったけれど
今日は一番痛いのは動く時。しかも昨日動いたせいで
色んな所が筋肉痛になってしまったようだ(^^；
点滴は相変わらず大量だけど、色んな装置類が外された。


術後初めてのトイレ。ベッドサイドにあるトイレなのに
すごい遠くにあるように感じた。
しかも、尿出すだけでも腹筋って使うのね・・・
トイレだけでもスゴイ痛い（涙）
そのうえ機能が不完全らしく、尿量もほんの少し。
お腹は包帯がグルグル巻かれていて傷は見えない。
でも痛いのと痺れで感覚が無い。

夕方から水だけは飲んで良いと許可が出る。
思えば3日間、水も食事も無しで点滴だけだったのに
喉も渇かなかったのって不思議。
点滴はすごいなぁ。
ポカリスエットを飲んだらすごく美味しく感じた。
夜にダーが来てくれて思い切り術後の痛みを愚痴る（笑）
この頃から掲示板を見る余裕が出てきて
皆からの暖かい書き込みに励まされた。


10月25日

今日から食事ＯＫ！
とはいえ流動食(^^；
重湯、具無し味噌汁、りんごジュース。
朝食は我慢して飲んだけれど、昼食、夕食と
同じメニューが続くとゲンナリ・・・
血液検査と点滴。

妹と弟が来てワザと子供の頃の笑える思い出話などをされ
笑ってしまった。意地悪だぁ～～（＞＜）痛いよ～
でも弟が持ってきてくれた、流動食ゼリー類
（カロリーメイトとか、ウィダーインとか）は助かった。
さすが医療従事者＆よく大怪我で入院しているだけある(^^；
ウチは歳が違わないせいか下に行くほど威張っている。
看護士さんに「お姉さんとお兄さん？」と聞かれる（爆）
考えてみたら「お姉さん」って呼ばれた事ないもん。
「オマエ」とか「ＫＡＯＲＩちゃん」
なので、話しているの聞かれたら、そう思うよね(^^；

掲示板に初報告書き込み。