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無尽と自然と要介護

2016年04月07日 | 甲府の人
甲府の桜に心を奪われて、季節も心もすっかり春真っ只中。

満開になってからはすっきりしない天気が続き、今日も雨。これで甲府盆地の桜は終りかなー。
そして木々が大地がこの雨をぐんぐん飲み込んで、これから新緑の季節が始まりますね!

昨日は晴れ間が見えたので市役所近くをぐるりとお散歩しました。

市役所近くの公園は

緑と黄色に衣替え。なんと軽やかでさわやかなんでしょう!!!



街路樹のケヤキも柔らかく芽吹いて、通勤もウキウキ気分です♪とりもっちゃんもお手手つないでどこかへお出かけのようでした。



さて、地元紙、山梨日日新聞にこんな記事が載っていました


厚生労働省の調査で、65歳以上の高齢者に占める要介護認定を受けた人の割合、要介護認定率が山梨は14.2パーセントと全国でもっとも低く、全国平均を3ポイント下回っているという結果が出ました。

昨年末に同じく厚労省が発表した介護を受けたり、病気で寝たきりになったりせず、自立して生活できる期間を示す「健康寿命」は男性72.52年、女性75.78年と共に全国1位。

要介護率の低さ、健康寿命の長さ、あわせて1位ということに意味があるかなって思います。

とかく、都市部に比べ田舎は施設や病院に預けず、家族がケアに当たることが多いという傾向もあり、ご家族の負担が多いのかも知れません。ですが、言い換えてみれば、それだけ孤立している老人が少ないということとも解釈できます。

記事の中でこの結果を、生きがいや役割のある高齢者が多く、自立した生活が送れる間は介護保険を申請しない意識が高齢者にあることが認定率が低かったことの理由に挙げられています。


実際、私の周りをみても年配の方がとても元気です。趣味や地域の事業に情熱を傾ける方が多いような気がします。

農作業をしたり、庭の手入れをしたり、四季を感じながら自然に触れ合い、動植物とふれあい、ケアする日々の担いがあることで、「生」にいつも向かい合っているのかなとも。


あわせて山梨の習慣でもある「無尽」の存在も大きいと思います。
同級生や同業者、また地域といったキーワードのつながりで定期的に飲食をする無尽。

例えば、私の母親の場合、私が幼稚園や小学校の頃の今で言う「ママ友」仲間と今でも無尽をしています。
かれこれ40年くらい、月に1度、ランチタイムに集まっています。20代、30代のころから40年ですから、もう皆さんいい年になっています。

ママ友の中には県外からお嫁に来た人も少なくないです。

この40年の間の話題は
子どもの教育こと、旦那さんのこと、義父母のこと、お仕事のこと、そして健康のこと。悩みも喜びも何でも話しているようです。

そんな何でも話せる気心知れた仲間づきあいと、発散がこのおば様方のパワーなんだろうなと思います。


私も、昨夜無尽会に出席しました。
コンシェルジュのフェイスブックやブログで紹介している舞鶴城公園で桜のお花見無尽です。

20代後半から30代の間に知り合った出身地も学校もお仕事も別の昭和48年生まれというつながりの会です。

毎月一度顔を合わせることで、その仲間の健康や、お仕事や色々なことを気にかけるようになるし、お互い、いつまでも元気でこの会にこれたらなんて思っています。



甲府へ移住して得ることのできること。


それは都会にはない、居住や自然といったゆとりの生活環境といったこともありますが、

もしかすると、他者とのつながり、緩やかな仲間とのつながりと健康もその要素かも知れない、そう、このニュースから考えられるのです。

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