私が一眼レフカメラにデビューしたのは中学2年の初秋。
新聞配達、地域情報ペーパーの配布のアルバイトや友人たちの自転車やラジオの修理などで、ほぼ2年掛けて貯めたお金で中古の「OLYMPUS OM1+50mm単焦点+200mm単焦点」を買ってその機材で撮ったのでした。
なんで中2の小僧がカメラかと云うと、「星が撮りたかったから」。
少ない小遣いで毎月「天文ガイド」を買っては、宇宙への思いを大きくしてた私・・・。
中でも「星にまつわる神話」が大好きでして、ギリシャ神話なども読み漁っていましたね~・・・♪
そんな嗜好だったら「天体望遠鏡」買うのが普通なんでしょうけど、何故か私はカメラでしたね・・・。
(天体望遠鏡の賞品がある、「ベルトクイズQ&Q」の夏休み子供大会に何度も応募はしてたんですが、採用はなし・・・。)
星を見るだけじゃなくて、「撮ってみたい」ってのが大きな夢だったみたいです。
そんな中2の私。
今もはっきりと覚えているんですが、「中秋の名月」なるものを教えてくれたカメラ屋のおじさんの言葉。
「地べたに這いつくばって下ばかり見ててもなんにも良いこと無いから空を見るんだよ。空には夢がある。更には空の向こうには宇宙が有る。
宇宙にはもっともっと大きな夢が有るんだよ。そんな素敵な夢をカメラで切り取っていこうね。」・・・。
還暦も近づいてきたオッサンですけど、今もこの言葉が心に残っています。
私の写真趣味の原点は、「宇宙」からだと改めて再確認できた良い「お題」でした。
(2015年の中秋の「だんご3兄弟」。)