学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

給食費滞納問題

2007-01-25 | 教育
給食費滞納が,22億円にのぼるそうである。

支払い能力があるのにもかかわらず
滞納する保護者も保護者だが,
それを放置してきた,
あるいは放置せざるを得なかった
学校や教育行政にも問題が内在している。

このような滞納に対して有効な手立てを学校が講じることができない,
そのことにこそ,
学校や教育行政の抱える,
あるいは抱えさせられている
問題があるのである。

給食費を支払えない保護者に対しては,
当然救済措置が必要だが,
給食費を支払えるのに滞納する保護者に対しては,
速やかに督促し,
督促に応じない場合には,
当該児童生徒には給食が提供されないというのが,
理屈の上では当然の帰結であろう。

そのような措置を取ることは
教育現場にそぐわない。
そう判断するのが教育者の良心である。

しかし,このような措置を取らないという
教育的配慮があるために
かえって,
滞納が助長されるようであれば,
それは,教育以前の問題として
是々非々で
対処せざるを得ないのである。

事態は,そこまできているのである。


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2 Comments

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Unknown (LⅢ-4-80)
2007-01-29 13:33:15
給食費を滞納する保護者が多く、三ヶ月以上払っていない人が40%を超えるというから驚いたが、よく聞いてみると、滞納者は全体の1~3%で、全国平均が1%くらいにしかならず、滞納者の中で三ヶ月以上払っていない人が40%を超えるということでした。昔からクラスにひとりやふたりは滞納してる人いませんでした?なんで今急に問題になるんだろう?どうも自己責任を問いたがる誰かがあら捜しをしているような気がしてならないのですが。上記の数字に誤っている点があったらごめんなさい。
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Unknown (madographos)
2007-01-29 22:43:41
>LⅢ-4-80さま。コメントありがとうございます。そうですね。1%は決して多い数字ではないかもしれませんね。それに,過去の状態との比較が今回の発表にはありませんね。
 ただ,学校に納入するお金というのが,どうも一番後回しにされる傾向をひしひしと感じていますので,つい過敏に反応してしまいました。でも,払えるなら払ってほしいですよね。子どもに給食を食べさせるのなら。
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