学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

心をこめて丁寧に

2007-01-29 | 教育
学校でぜひとも教えなくてはならなくて,
しかも,最近の学校であまり省みられていないように
思われることに,

「何事も心をこめて丁寧にやる」ということがある。

例えば,ノートを書くにしても,
ゆっくりと時間をかけて,
丁寧に書くということが
おろそかになっていないだろうか。

生徒のノートをとる力が
年々落ちているように思うのだが,
いかがだろうか。

字の形はよいか,筆順は大丈夫か,
誤字や脱字はないか,
などに気を配って書くという習慣をつけることが
本当は大切なのではないか。

心をこめて丁寧に物事を行う習慣というものは
一朝一夕に身につくものではない。
それこそ時間をおしまず丁寧に教えていく必要がある。
まさに,ゆとりをもって教えることが必要なのである。

何事も,スピードが重視され,
「高い学力」などが喧伝され,
学力テストなどが必要以上に重視されるようになると,
逆に,学校現場からこの丁寧さの指導がさらに失われ,
むしろ逆に「学力」を低下させてしまうのではないか。

学校に丁寧さが失われているように感じるのは,
杞憂に過ぎないだろうか。


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