Asato-log

 沖縄で生まれて大阪を経て、現在NYで子育てと踊りの毎日です。最近弁当も始めました。

お局的な見解。

2011年10月25日 | 踊りの話。


今日はいい天気だった。秋の空は晴れると空がとても高くて澄んでいて気持ちいいな。


 今日の午後からアランさんのクラスを受けにスタジオへ。クラス始まる前にアランさんと話してて「あれっ!多分今日は誕生日だったような・・・・」と思ったのでハッピーバスディと言うと、恥ずかしいから内緒にしててくれとの事だったので帰り際に息子にハッピバースデーを歌わせてお祝いしました。

 ここ数か月、ちょっと昼のクラスにストレスを抱えていて疲れ切ってる感じのアランさん・・・今日も終わった後に珍しく愚痴ってた。

 クラスにはいろんな人が受けにくる。国も人種も体つきも一人として同じ人はいないのが当たり前のNYですが、基本的にクラスを受けにくるというのは何かを学びに来るのであって何も得ようとしない人と言うのはとってもめずらしいのです。

 が・・・

 最近、プロフェッショナルトレーニングのカリキュラムの子達が必須授業として昼のクラスを受けに来ます。仕組みはよく分からんがとりあえず、このアランさんのクラスは受けなければいけないらしい。その中には日本人もたくさんいるのですが、悲しい事にこの子達はそのカリキュラムのメンバーである=私は選ばれた人間なのよ!!っていう感じの子が多い!まさに井の中の蛙
 

 なんでそんな意地悪なことを言うの!!って言われるかもしれないけど、私から見てると高飛車で意地が悪いのは彼ら彼女らだと思う。皆さん、NYに来るまでにもバレエでプロだったり遊園地で踊ってたりしてると思うしそういう自分に誇りを持つのは素晴らしいと思うけど、それなら言われた事、注意されたことが何故できない?

 「バレエをバックグラウンドに持っていてもいいけど、それだけ立派に踊れているのならその場所に合わせて形を変えることが何でできないのか?」「たかが腕の形だけで、数か月もなんで何も変わらないのか?」
「なんでこんな小さなことを延々と僕は言わなければいけないのか?」凄い疲れた顔でアランさんは話してた。


 クラス中、私は自分の事に精いっぱいであまり周りの人を見てないけど、そんな私でもこの数か月はひどいなぁと思う事が多い。日本人の子達もみんな鏡の中の自分を見てる、もしくは眉間にしわを寄せてすっごい怒ったような顔でクラスを受けてる・・・。しかも、アランさんに直接注意されてもニコニコして頷いてるけど何にも変わらないのが最近見ててとっても怖い。彼女たちは間違いなく私よりも英語しゃべれてるし言葉が理解できないのではない気がする・・・。


 確かに自分の好むクラスではないかもしれない、でも受けたなら楽しむなり何かを吸収しなければ次はなくないか?教えている人間に身体で応える事が大事じゃないのかな?そのためのカリキュラムじゃないのかな?って思う。一緒に踊ってる人、一生懸命教えている人の気持ちに寄り添ってみたらそんな勝手な事は出来ないんじゃないかな?結局は思いやりだよな。って思う。


 そういうのを、私も自分なりに周りに伝えたりするようにしよう!と今日思いました。






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