ひとつの対象を専らに研究するとは、その対象と駆け落ちすることである。 恋愛でない研究とは何だろうか。面白くもなんともない。
こうして研究とは、ほかのすべてとさよならすることである。これは決断なのだ。
この意味での恋愛をやめることは人生をやめることである。生きるとは、じっさい、恋愛いがいのものではない。
「勉強」とは「恋愛」なのだ。 「一生恋愛、一生青春」 である。 そう思えば、何もこわくないどころか、その他との断絶こそは、情熱そのものである。それが、生きているということなのだ。
愛と存在と感謝
愛も感謝も、存在の次元に立ったら、同じことの表裏なのである。愛することができるそのひとの存在に感謝するのだから。ぼくをぼく在らしめてくれるひとへの感謝は愛そのものである。
愛も感謝も、存在の次元に立ったら、同じことの表裏なのである。愛することができるそのひとの存在に感謝するのだから。ぼくをぼく在らしめてくれるひとへの感謝は愛そのものである。
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