こんにちは。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーション、研修講師の日常についてブログに綴っています。
今朝、研修先に向かう道で
シャーシャーシャーシャーと鳴くセミの声が耳に飛び込んできました。
もしかしたらクマゼミでしょうか?
クマゼミは西日本のものと思っていましたが、この気候変化によって、関東にも生息するようになったのかもしれません。
(今さら?だったらゴメンナサイ💦)
今日はタクシーを使わなかったので、今夏初のセミ(の声)に出会えました。
まだ少し時間のゆとりもあるし…と、足を止めて道の端に寄り、少しの間目を瞑ってみました。
たくさん、たくさんのセミの声に身体が包まれるような感覚です。
360度、四方八方から聴こえるシャシャシャシャシャシャという”音”と一緒に、カプセルの中に閉じ込められているような、そんな時間でした。
音のカプセルの中にいる間、背中にツーッと汗が流れ、鼻先を出入りする呼吸に気づきいていました。
大きな音も、密度の濃い暑さも
変わらずに自分と一緒にいますが、
自分自身と一体化はしておらず、少し距離がある感じです。
「あぁ、汗が肩甲骨の間から腰に向かって流れているな」
と眺めていて、そこに不快感はありません。
強いていうなら、くすぐったさがあるだけ。
汗
暑さ
服と肌が密着する感覚
「仕事先で困る」という思考
……
いろいろなものが渾然一体となると”不快”に感じるのかもしれないな、と、ふと思いました。
ほんの短いひとときでしたが、面白い体験でした。
再び歩き始めると、セミ以外の様々な音にも気づきます。
夾竹桃の花が、濃く淡く存在を主張しているようです。
樹木のアーチを抜けると、強い陽射しが照りつけて、一気に暑くかんじます。
「日陰が終わっちゃった!」
と考えながら、涼しくいたがる自分の執着に気づいて、なんだか可笑しくなりました。
全く心は忙しい。
常に移り変わり、喜んだり怒ったりしています。
そして、「快」を感じるとしがみつきたがる。
人間だもの、人間だもの。
梅雨明け宣言もチラホラ聞かれます。
暑さはこれからが本番です。
どうかご自愛ください。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
変化することを受け入れていくことも大切ですけど、人為的な結果なら阻止しなくてはいけないとも思います。
一人ではできないことです。
読んでいて、心頭滅却すれば火もまた涼し、が浮かびました。
コメントありがとうございます。
『変化することを受け入れていく』
『人為的な結果なら阻止』
こちらを読んで、イロイロ考えることができました。ありがとうございます✨
バタフライ・エフェクト。
人が動くとき、悪くしようと思って変化させる事は少ないでしょうね。自分にとって、自分の身近な人やもとにとって『良くなるだろう!良くしたい!』と工夫したり利便性を高めたり快適にしたり…。
それが思わぬ結果を遠くでもたらしてしまう。
難しいですね。
近視眼的な視点ではなく、視野や視座を変化させて見る必要性でしょうか。
ありがとうございます。
マグノリア
コメントありがとうございます。
臨場感、まさに!です。
セミの声にすっぽり包まれる感覚が不思議で面白かったです。
翌日も試してみたのですが、どういうわけか、その日は同じ体験にはなりませんでした。
期待が大きすぎたかな?ですね。
マグノリア