つやま自然のふしぎ館【津山科学教育博物館】(津山市)
世界の珍しい動物のはく製を中心に昆虫類、貝類、化石・鉱石類などを
展示している自然科学の総合博物館です。
鶴山公園の麓、津山観光センターの隣にあります。
3階建てで13の展示室に、膨大な展示物が並んでいます。(写真1月12
日)
この施設は、森本慶三という人が昭和の初めに設立の発案・構想をたて
三十数年の準備期間をかけ資料収集を行い、昭和38年に開館した私設
博物館なのだそうです。
さらに、驚くことに森本慶三氏は遺言で自らの遺体を人体生理学標本として
当博物館に寄贈しているのです。まさに、自然科学のあらゆる物を収集せん
とする執念に、畏怖の念すら感じます。
貴重な展示物がたくさん収集されていますが、以前とはちょっと違っている
ような気がしました。
帰り際、受付の女性に聞いてみると「博物館の構想・収集開始から古いもの
だと100年近くたっていますから、年々劣化が進んでいます。特にホルマ
リン漬けの展示物などは、痛みが早いです。(私設なので)税金など(の補
助)は入っていないので・・・」という話でした。