岡(おか)
岡山県立美術館 玄関にて
「熊谷守一 いのちを見つめて」展
岡山県立美術館で行われている「熊谷守一」展を観に行きました。
この展覧会は、友人Sくんから「機会があったら是非観て!」と
何度も 勧められていたものです。
「熊谷守一」の「モリカズ様式」と言われる輪郭線に縁取られた
簡素な形態と色使いはとても印象的でした。
人は幾つになっても、新しい境地に挑むことで、さらなる高みを
極めることが出来るんですね。
そんな熊谷の生きざまにも感服しました。
併せて行われていた岡山県在住の作家を紹介する「岡山の美術展」の一つ
「大田三郎 ー 此処にいます」展もなかなか面白い内容でした。
実は「熊谷守一」展のおまけみたいな感じでいたので、大田三郎という
作家については、ほとんど予備知識なしでした。
そんなわけで正直なところ、最初のうち全くついて行けなかったのですが、
観てまわるにつれて、作者の尋常ならざる拘りがどんどん伝わってきて・・・
些細なこと【物】でも、圧倒的な数を揃えることで別の価値【時や心】を
生み出す【刻む】という不思議な世界感に最後はどっぷりと浸りました。
なにげない日常の中に、こんな切り口もあるんですね。
【10月21日追記】友人Sくんより、「大田三郎 ー 此処にいます」展ではなく
正しくは「太田三郎 ー 此処にいます」展との指摘がありました。
この場を借りて訂正いたします。ありがとうございました。