スピンアウトⅡ

どうでもいい話を長々と・・・ 「う~ん・・・相変わらずくだらない」

原風景

2022-09-24 00:28:17 | まち歩き

母方の先祖の墓地は、山の中にあり周囲には大きな木々がはえている。

今回、久しぶりに両親と墓参りにいくと、家を継いだ叔父が

「墓の周りに、はえていた木をすべて切った」という。

なるほど、行ってみると、全く違う場所かと思うほど印象が変わっていた。

実は、墓が在るところは、生家が見下ろせる場所だったのだ。

それが、100年以上経つ間に、木々がおい茂ってしまい

母や叔父が子どもの頃には、すでに木々に囲まれた場所だった。

私も、母に連れられて何度も来ているが、木々に囲まれた山の中だという

印象しかなかったし、「生家が見える」ということを、母から聞かされた記憶も

ない。

ところが、木がなくなると見晴らしの良い高台にあり、生家が一望できる

場所だった。

「なるほど、そう言う場所だったのか」

先人がこの場所に込めた想いが、はじめて判った気がした。

 

そして、叔父が語った「木を切った経緯」も興味深いものだった。

叔父は、以前から、墓の周りの木が大きくなるので、なんとかしないと

いけないと考えようなようなのだが、素人ではどうこうできる

代物ではないので、あきらめていたそうだ。

ところが、最近、材木を扱う業者が、使われてない山の木に目をつけ

間伐する費用の代わりに、切った木を引き取るということをしていて

それを知って頼んだそうだ。

高齢化が進んで、山の手入れもままならないので、結構なニーズがあり、

切った木が杉や桧の場合は、良い値で引き取ってくれ、お金になることも

あるとのこと。

なぜ業者がそこまでして、木を集めているかというと、これがなんと

ウクライナ情勢が関係していて、海外から木材が入って来なくなったため

とのこと。

ウクライナ情勢が巡り巡って、こんな田舎にも影響を及ぼした結果

山がきれいになったと教えてもらい、更に驚いた。

 

 

 


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