江口寿史 イラストレーション展(明石市)
明石市立文化博物館で開催されている「江口寿史 イラストレーション展」にYDくんと
行きました。
江口寿史といえば、「ストップひばりくん」などのマンガのイメージが強かったのですが、
今や「可愛い女性を描かくイラストレーター」という位置づけなんですね。
可愛い女性の綺麗なイラストが年代別に展示してあり、江口寿史の世界感を堪能できました。
ただ、最近の作品の多くが「出力原画」となっていたのは、今どきだなぁと思いますねぇ。
確かに、江口寿史が描いてはいるのだけれど・・・。デジタル化されているので、これは果して
オリジナル(唯一無二の作品)か?といえば、微妙なところがあるような・・・
そういう視点で観ていると、会場の壁に江口寿史が描いた似顔絵のコピーがあまりにも無造作に
セロテープで張ってある(写真赤丸)コーナーが非常に気になりました。
近くにいた学芸員に聞いてみたところ、「ああ、これは江口先生が自ら張られたんです。
下の方に張ってあるものが先生の気に入っている絵だそうですよ。 展示を観に来られた方から、
『なんでこんな汚い張り方をするのだ』とお叱りも頂いたりするのですが、先生ご本人が張られ
たので・・・」という説明がありました。
ということは、これって「明石会場限定」で、しかも作家本人が自ら手掛けた究極のオリジナル
作品といえると思うのですが、存外観覧者の評価はないようですねえ。
ちなみに、この展示のことはKKさんのメールのつぶやきで知りましたが、
まんまと乗せられた人が私達以外にも・・・
(撮影5月4日)