という私もつい数年前まで、桜＝ソメイヨシノ派だったのでお恥ずかし限りです。
フルタイムの仕事を辞めてから、資金は少なくとも季節の移ろいを眺める余裕ができ、身近にたくさんの桜があることに気がついた私。
だから桜を長く楽しむことが私の趣味の１つになりました。
今日は駅前に用事があったので、出かけたついでに中原区役所周辺を巡って来ました。
川崎市自治会館裏の二ケ領用水(にかりょうようすい)の両脇にあるソメイヨシノ。
自治会館もいずれ移転するらしいと聞いています(移転に関する意見募集していたので)。
このソメイヨシノには影響がない工事になればいいな、と思っています。
自治会館から上流に向かいます。
この辺りは、八重桜の木なのですが表示がなく、私には品種が分かりません。今年はぜひ品種同定にチャレンジしたいと思っています。
川崎市医師会館(以前の中原消防署跡地)裏に花が咲いている桜がありました。
花の形から十月桜(じゅうがつさくら)と判断しました。
ただ、この近くにある十月桜は咲いていなかったことと、一昨年の私の記憶では今頃は咲いていなかったのであまり自信がありません。
暫定、十月桜とします。
十月桜は、江戸彼岸桜と豆桜の雑種で、コヒガン系になるそうです。
十月桜のすぐ近くにある水門。
左側に進むと渋川(しぶかわ)、分岐しているところはいつもちょっとごみが落ちている(流れてきて取り残された？)があります。
今日はなぜかボロボロになった長ネギが１本ありました。
野菜がお高いこのシーズン、落とされた方はさぞ悔しかったのでは？
さらに上流に進み、JR南武線の高架下にはまだ雪が残っていました。
降ったのは22日なので１週間以上前溶けないほど、寒い日々です。
橋の欄干の奥に河津桜があります。
河津桜はいくつか咲いている程度ですが、目ざといメジロが数羽やってきていました。
私は野鳥には詳しくないのですが、メジロは目立つ鳥なので分かります。
まだまだ花は少なくても、この状態が好きです。
いまか、いまか、と咲き始めの姿が待ち遠しい春に期待したくなります。
この鳥の名前が分かりません。
私が近くにいても全然逃げないので、この鳥もメジロのように蜜狙いなのかと思ってしばらく観察しましたが、その様子もなく…何か狙っているのか、それとも休んでいたのかよく分かりませんでした。
さて少し戻ると、中原区役所前になります。
シートがかかっている建物が区役所です。
正面の道を真っ直ぐ進むと、武蔵小杉駅前になります。
でも工事のため、現在は歩きでも真っ直ぐ進むことができず、迂回しなければなりません。
武蔵小杉周辺の再開発はまだまだ続くようです。
区役所前にあるタイムカプセル。開封まであと４年ほど。
タイムカプセルの隣にある園鍔勝三さんの作品。
前にも紹介したことがある作品ですが、区役所前にぴったりの作品だと感じています。
今日はこの花壇も紹介したくて立ち寄りました。
黄色いパンジーは、中原区のマークをかたどっています。
また、パンジーは中原区の花に認定されています。
近年はだいぶ農地が減りましたが、今も中原区にはパンジーを生産している農家があります。
しかも地掘り物(じぼりもの)と言いまして、ポット栽培ではなく、畑の地面に植え付けて育て、出荷時はトレーに掘りあげる栽培方法です。
こちらは25とかたどってありました。
何が25？と思ったら、昨年、中原区の人口が25万人を超えたことを記念したそうです。
私が当地に住み始めた頃から市内では人口が多めでしたが、今やダントツで人口が多い区になりました。
いずれ人口減少するのですが、分区してもおかしくないくらい人口が多くなったモノです。
今日は２種類の桜を見物してきました。
ただ、区役所近くですれ違った人が花束を持っていて、それも桜でした。
切り花でしたから、啓翁桜(けいおうさくら)かな？
ああ、春が待ち遠しいです。
