子どもの頃、私が苦手な食べ物の1つがフキノトウでした。
子どもは苦味に敏感という味覚を持っているそうですが、ガチ農家のガチ山菜は何でも苦味強めだったンです。
しかも忙しいガチ農家なので、アク抜きが雑でねぇ⋯雑味満載でした(汗)
時は経て、令和の時代。
隣接する従姉宅の農地は、従姉のお舅さん(故人)が植えた栽培種のフキが実家の畑に侵食しております。
で。
そのフキはさすがに栽培種だけあって、美味しいし、アクも少なくて、勝手に侵食してきたのを勝手に収穫している次第です。
これが不味かったら、即除草剤対象なんでしょうけれど。
しかも、どうやら早生品種らしくて、フキノトウは小さいけれど年末から収穫できてしまうのです。
前回実家のお手伝いの際に「そろそろフキノトウも終わりだから、余ったのを持っていきなさい」と言われて、渋々持ち帰り。
とはいえ、好きでもないモノはなぁ⋯と思案していたところ、そういえばMIFさんの母上は山菜好きだったことを思い出しました。
ちょうどその翌日は、MIFさんが帰省する予定があったので、ミニサイズで申し訳ないけれどお裾分けしました。
それでも少しだけうちに残ったので、ふき味噌を作ってみました。
ふき味噌なんて、何十年ぶりに食べたンだろうか?というほど遠い記憶しかありません。
ですが、食べてみたら思いのほか苦くない⋯というか、美味しかったです。
レシピは、白ごはん.comさんのものを利用しました。
子どもの頃のあの強烈な苦味と感じたのはなんだったのでしょうか?
これが大人舌?
いやいや、たぶんもう苦味に鈍感になるくらい十分生きてきた、ということですね。