9月最初の週末です。
直売所の開設も終わりが見えてきまして、だいたい今月半ばで閉店になります。
一方で中生種の最盛期にかかってきまして、農産物の品種も店頭販売量の多くなっています。
それでも週末は開店前にお客様が多くお並びになります。
もしお客様が3分ずつ遅れてご入場いただけるのなら、行列を作る必要はないのにね~、と農園のお手伝いの方々と話すことがあります。
それと直売所の奥に積んである空のコンテナをひっくり返して中身を勝手に覗き込むお客様のなんと多いことか…。
無い物はないし、危ないからお止めいただきたいのですが、無断でコンテナをひっくり返す方は多いものです。
もしケガをしたら、誰の責任なんだろう?と言うわけです。
ゆえに私は空になったコンテナをひっくり返してわざと足場の悪い場所にきっちり積み上げておきます。
そうしないと目を離した隙に勝手にいじられても困るわけで。
直売所は農園の一角にあるので整理整頓はきっちりやりたい私と、コンテナを手近なところに放り投げておく母との熾烈な争いが勃発しています。
私はみんなが使い物は元の場所にちゃんと戻して、農園の誰もが使いやすくしたタイプ。
母が自分が使いやすい場所にいくつも置きたいタイプ。
私から見れば母は誰かが使っている途中でも手近にあれば勝手に持ち出すので、いつも誰かが何かを探している状態にしている原因なんです。
一方で農園主の母親でもある私の母の暴走を食い止める人物は他にいないので、私が母に小言を言います。
「他人が使っている物を横取りするな」
「周りを見て空いている物を使いなさい」
「使った物は元に戻せ」
これの繰り返しです。
故に母とのケンカは絶えません。
母に言わせると私は細かい性格なので、うざいそうです。
そりゃあ母は跡取り娘だし、嫁奉公どころか外で働いたことがありませんからね。
他人から指示されるとブーッとふくれっ面になります。
でもね、使った物は元に戻せなんて、私が小学生の頃に母から習ったことなんですよ。
それが私の母にはできないンです。
それが私には本当に悲しいンです。
加齢による衰えなのか、それともこれまで誰にも注意されることなく生きてきた人間の末路なのか…。
ため息交じりです。
次回も楽しくお手伝いしたいです。