makoto's daily handmades

父の葬儀 その5 通夜

この日、叔母夫婦がJAL便で上京する予定。

午前便で来た叔母は無事到着しましたが、午後便に搭乗した叔父は通夜には間に合わず。

私とMIFさんは実家へ行き、そこからマイクロバスで会場へ。

私はバスに乗車する方の確認係を仰せつかりました。

父の祭壇は花でいっぱい。

兄が「冬に亡くなって、白一色なのは寒々しいから明るい色があったらいいな」と言ったのをお花屋さんが応えてくれまして、オレンジ色のガーベラやピンク色のトルコキキョウが入っていました。

生前の父が好きな色などは聞いたことがありません。

ただ、父は何でもオーソドックスなモノが好き。

アイスならバニラ味一択、ケーキなら苺のショートケーキの人。

こういう祭壇で父が喜ぶかどうかは、本人に聞けないからなー、という感覚です。

さて、会葬のみなさんが多いようでした。

飛脚が飛び、地元の方にも漏れ聞こえたらしいです。

父は地域活動や農業者の仲間の集まりからはすでに引退しています。

会葬の方を150人くらいと見込んでいたようですが、実際には+50人ほど。

なかなか大きな規模になったようです。

ふと見ると、私の幼なじみのDくんのご両親の姿も。

実家の農園のすぐ脇にお住まいで、私が2歳の頃からの顔見知りです。

毎年実家の直売所にいらっしゃる、約50年のお付き合いがある方々です。

よく見ると、あの人もこの人も…。

とくに父の同級生の方々が多かったです。

父の悪ガキ遊びの話は尽きない人でした。

中学生の時は登校中に友達と寄り道して遅刻すると友達に「義姉さんが寝坊して弁当作るのが遅くて遅刻しました」と言わせたことに味を占めました。

さすが3回続けてに同じ理由を言わせたら、先生から大目玉。

「それは1人だけ遅刻すればいいだろう?なんで4人一緒に遅刻なんだ!」と。

そんな調子だったそうです。

 

おかげで同級生の方々からも花籠を頂戴しておりまして、父ってこんなに人望があったのか、と思わされました。

翌日は告別式です。

父がその姿を留めているのももう少しです。

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